誰かに向けてるひとりごと

24日目 『明日ちゃんのセーラー服』

彼曰く、セーラー服にあこがれた女の子。

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『明日ちゃんのセーラー服』

アニメ放映を期にタイトルを知って、CM見た時から気になっていた。

キャラデが好みで、可愛さ満点の絵作りが求められそう。

予告編がなかなかにフェチズムにあふれていたから、結構いい出来なんじゃないかと期待しながら見たけど、やっぱりフェチにあふれていた。

セーラー服というと、女子なら一度はあこがれる大人一歩目の服。

私服とは違う透き通るような純真さ。

太陽の光を照り返す白、その上にかかる紺色の襟に一本筋の入った青いラインがワンポイント。

そんなイメージがある。

折り目のついたスカートを翻して、桜散る田舎道を走り登校する主人公・明日あけび小路が、新しいことを体験しながら友人たちとの絆を深めていく物語。

原作ものぞいてみたけれど、漫画の形をとったクロッキー集みたいな印象。

1話目で小路がバク転側転からのひねり宙返りを決めつつ、水路に落ちてびしょぬれになるシーンは、動きのコマ割りを数ページにわたって描いていて、「あ、この原作者は女の子を描くのが好きなんだな」と感じた。

学園青春物語の中でも、女の子同士の友情の側面が強い。

『やがて君になる』とか『朝顔と加瀬さん』とかの高校生的な大人っぽさとは違うけど、『ゆるゆり』『らき☆すた』のようなギャグとも違う。

個人的には新鮮な印象を持ちながら見れる気がする。

原作の雰囲気も好きだけど、上手くアニメに昇華しているな～とまず感心した。

女子中学生の初々しく、瑞々しい動きがしっかりと描かれていて素晴らしい。

髪のなびきやセーラー服の形を大事にしていて、冒頭にも書いた通り「フェチの塊」のような作品。

まだ2話だけど、これからの展開が楽しみです。