26日目 夏の始まり
彼曰く、夏が始まってきた。
***
この前夏日の日記を書いた。
ひたすらに暑いってことばっかり書いた気がする。
去年の日記をぱらっと見返したらひどい日があった。
文字通りひたすら暑いとしか書いてない日記。
暑いのはわかったよ、もうちょっとなんかほかのこと書けよ。
そう思った私は今日も同じことを書きたくなっている。
夏の始まりは暑くなる。
熱で浮かれると思考は止まる。
何も考えたくなくなる人間は一向に成長しないんだろうね。
うん、多分私のことだ。
言ってて悲しくなるね…。
ところで夏の始まりは暑いだけじゃない。
冷たいもあると思う。
冬にこたつに入ってほおばる雪見だいふくがおいしいのと同じように、夏の太陽の下でかぶりつくスイカバーはとてもおいしい。
氷菓子を考えた先人の知恵に感謝と敬意を表して、今日も私はスイカバーにかじりつく。
ちょうどさっきガリガリ君梨味を食べたばかりなんだけど、どうしても暑さに勝てずに買ってきてしまった。
アイスの誘惑に人間は勝てない。
私の夏はスイカバーとガリガリ君梨味で始まるのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます