誰かに向けてるひとりごと

12日目 BEX BURGER

彼曰く、あなたに新しい最高のバーガー体験を。

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吉祥寺にできた新店舗。

先日お話しした『吉祥寺Walker』で紹介されていたハンバーガー屋さんに行ってきました。

”BEX BURGER”

なんとこのお店、テイクアウト専門のバーガーショップ。

一般に浸透しているバーガーショップといえば、吉祥寺にはほぼすべてがそろっています。

われらの味方マクドナルド。

少しリッチな感じで攻めたいフレッシュネスバーガー。

日本らしさと言いながら最近は外国風味の路線を走っている日本発のモスバーガー。

この三大巨頭（勝手に私が思っているだけ）のほかにもthe 3rd Burgerやヴィレッジヴァンガードダイナーなど、一線を画すバーガーショップもそろうこの街に一石を投じに来たのでしょうか。

圧倒的低価格をうたうテイクアウトバーガーショップが誕生した聞いては訪ねてみないわけがないでしょう。

とりあえず腹ごしらえをしたくて”らぁ麺さわ田”の炭火焼鯵煮干そばを1杯腹にためてから、その店先を見据えました。

確か以前は寿司屋か何かが入っていた路地の一角。

この前のGWに2回も平らげてしまった勝牛のお向かいに現れた黄色い彗星。

入り口などなく、受付代わりの無人決済マシーンが私の一歩を待ち構えていました。

おおう、なんだか気後れしてしまうな。

一歩を踏み出すのがこんなに怖いお店というのもなんだか久しぶり。

入り込んだら最後、もう二度と抜け出せないんじゃないかと思わせる行列ルートのパーテーションテープ。

そりゃ並んだらなかなか離れがたいのが行列ってやつですけど。

私一人だから別に気にする必要なかったですね。

まあ、一度離れてまた並ぶのを繰り返していたらそれはそれで怪しい人ですけど。

とにもかくにも注文。

らーめん平らげた後だというのに、迷わずダブルバーガーをセットで注文するあたり、きっと私はストレスが溜まっていたんでしょうね。

食べすぎには気を付けないといけません。

早速帰って食べるとしましょう。

（ほんとによくたべるなぁ）

バンズはふかふかで若干甘さを感じる、これは小麦の香りでしょうか。

かぶりついて最初に舌にあたる野性的な荒々しい香りはパティ。

そのまま口に含んで暴れまわるスパイスの聞いた特製ソースの味わいが、荒々しさと豊かさをまとめて舌の上でダンスしているよう。

普段食べているマックの優しさと慈愛にあふれた味とは違う荒々しい攻めの味。

やはりコロナ禍でオープンするだけあり、アグレッシブなスタイルをしています。

ポテトもほかの店舗とは違う細身のカットで濃い目の味付け。

食べ歩きで疲れた体にしみる味です。

逆に言えばそうじゃない人には濃すぎてなかなか楽しめないかもしれません。

価格に関しても、やはりここは万人受けのマックに軍配が上がるといったところでしょうか。

一応今後は収束に向かうと思われるコロナと緊急事態宣言。

それが明けた後も続く体力があるか、ちょっと心配になってきましたね。

でも仕事帰りにベックスの手提げを持った人を頻繁に見かけたので、案外杞憂かもしれません。

三越同様、特有の紙袋というのは大事な広告塔だと大学で知りました。

私は好きなのでぜひ残っていてほしいです。

たまには野性的でアグレッシブな味を求めてみては？