9日目 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||①

彼曰く、あれから14年経ってるってことよ。


 ***


観劇!終劇!


ということで昨日公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。

公開初日の朝から観てきました。


テレビシリーズはちょうど私がまだ生まれているかいないかというころ。

テレビがたとえ点いていたとしても記憶はないですし、

そもそも実家でアニメを見させてもらえていたかも怪しいです。

親はアニメを見るようなタイプではなかったですから。


序破Qは追っかけていました。

といっても映画館で見た覚えがあるのはQくらいで、

それ以外はみんな大好き金曜ロードショー。

もしかしたら破は劇場で観たかもしれませんが、微妙ですね。

序の記憶はありません。

何せ14年も経っていますから。


「え、どういうことですかミサトさん!アスカにはガラス越しに急に殴られるし、

みんなの様子もなんか変だし、急にこんなことになって、わけわかんないですよ!

・・・もしかして僕にまたエヴァに乗れって言うんですか?

もう嫌ですよ!あんなデカくて得体のしれない、気持ち悪いものに乗って、

またみんなを傷つけることになったらって思うと・・・、

もう無理です、誰か助けてくださいよ・・・。

なんで、なんで誰も僕を見てくれないんですか、認めてくれないんですか・・・。

僕はただ、みんなが乗れっていうから乗っただけなのに・・・」


Qのシンジ君の台詞+αでいろんな気持ちをぶつけてみましたが、

まさか序が公開されてから14年も経っているなんて、

それこそ浦島太郎みたいな気分ですね。

突然突拍子もないことが起きたときの反応ってみんなあんなものでしょう。

私自身、新劇場版の序からシン・エヴァまでの歳月に気付いて、

どうしようもない世迷言を言ってしまうくらいに取り乱していますが、

それも致し方のないことかと思います。


公開初日に興収8億円突破。

待ちに待った最新作にして最終章ということで、

ファンの期待と夢を背負った映像が銀幕に映されるわけですから。


もちろん私もそのうちの一人。

テレビシリーズの世代ではない。

旧劇場版の存在も序が公開になるまで知らなかった。

そんな子供な私もエヴァを観て、なんとなく理解できるような年齢になった。

これを大人になったというのか、それとも懐が広くなったというのか。

どちらにしても新しい終わり方への期待に胸を膨らませていたのは事実。


世の中の大人でオタクなファンたちと同じように、

庵野さんの新しい物語の語り方を今か今かと楽しみにして、

この数年を生きて来ました。


そんな私の最近とエヴァの感想をしばらく書いていきます。

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