9日目 おごられご飯
彼曰く、ちゃんとしたご飯久しぶりに食べるとこれがご飯かってなる。
***
他部署の先輩とご飯に行ってきました。
たまたま内線を取ったときに「元気ー?」と言われ、
「元気っすよー、そちらも元気そうで」
「まーぼちぼち、最近どうなの?仕事忙しい?」
「やーやっと持ってる仕事が落ち着いて、次が始まるまでリテイク作業ですね」
「おーじゃあちょっとゆっくりできるじゃん」
「そうですね、スケジュール的にもまだ余裕あります」
「よかったよかった、じゃあ今度時間開いてるときにご飯でも行こうか」
「ほんとですか、ぜひ行きたいです!」
「じゃあお互い大丈夫そうなときに行きましょう」
「わかりました、よろしくですー」
という流れるようにご飯が決まりました。
この先輩とは前の仕事でご一緒していました。
実際に私とやり取りがあるわけではなく、
主に前の上司とのやりとりがあったのですが、
その追っかけの内線を私がよく取っていたので、なんとなく話すくらいの仲に。
名前が”ゲンキ”なので、「ゲンキさん、元気ですか~?」と、
軽口で挨拶してしまうこともあるのですが、
会社の気風なのか本人の性格なのか、それで怒られることはなく、
むしろ笑って返してくれるいい先輩です。
私は現場の指揮を執る側の人間ですが、
この方は企画を持ってきたり、提案して協賛を集めてくる、営業的な立場の人です。
前々から自分とは違う仕事の人たちの話を聞いてみたかったんですよね。
とはいえ仕事の話で食事の時間をつぶすのは私のポリシーに反します。
多少の仕事の雑談やちょっとした愚痴が出たり、悩みを口にしてしまうのは、
人間なので仕方がないことだと思います。
ですがせっかく一緒に食べる機会の少ない人とのご飯をそんなことで消費するのは、
やはりもったいない感じがします。
とはいえいきなりプライベートの話をぶっこむにはまだ仲が深まっていない。
そうなれば仕事にちょっとだけ関わる話をするしかなくなるわけで。
藪をつついて蛇が出ないような話をしました。
もちろん趣味の話も、映画とか漫画とか。
鬼滅の刃、やっぱりすごいよね。
奢られるつもりは全くなかったんですが、何も言わずに奢ってくれました。
こういうときは断られても財布を出して「そんな悪いですよ~」というんですよね。
私知ってます、人生経験豊富なので(ドヤ顔)。
「大丈夫だよ、出す出す」
さらっと出してくれてうれしかったです。
ありがとうございます&すみません。
ちゃんとお礼も言って、気持ちのいいランチでした。
また時間のある時に行きたいですね。
副菜の小鉢もあるご飯なんて外食くらいでしか食べませんからね。
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