5日目 納豆カレー

彼曰く、このぐちゃぐちゃな感じがたまらない。


本日のお題。

納豆カレー。


毎度突然の始まりを告げるこの日記。

今日の主役は私の大好きなご飯のお供、納豆。

脇を飾るのは大人から子供まで大好き、

知れば知るほど奥が深いカレー。

この2つが合わさった最高のご飯こそ、

私の好きな料理、第4位。

流し込むように食べてみたい納豆カレーです。


先月に『納豆』のお話を少々書きました。

納豆の嫌いな友達のいる先輩の話から、

納豆にカラシを入れる入れない論争を語り、

飛びに飛んで北大路魯山人の引用を使うという、

これでもかというくらい納豆をしゃべった回。

これを書いていた時の私は、

好きなものについて書いていたからか、

いつも以上に興奮した様子で、

キーボードを打っていました。

話によると、自前のPCの横には、

400回以上混ぜたことで泡立った納豆が置かれていたそうな。


そのときにもちょっと出ました納豆カレー。

満を持して再登場、主役として返り咲きました。

この料理はまさに偶然の産物。

カレーはおいしいけど何となく物足りない・・・。

そう思った幼少期の私。

何を思ったか、冷蔵庫から納豆を取り出し、

混ぜに混ぜてカレーライスにボンッ。

ドロッとしたカレーのルーはいつも通りの母の味。

体に沁みついて記憶している食感と辛さがなんともいえない。

そこに細胞と混ざりきった納豆のねっとりした舌触りと、

溶けるような豆の食感、のどごし。

こんなにおいしいご飯があっていいのか。

”美味しいもの×美味しいもの=バリ美味い”という方程式。

その解はカレーと納豆だったわけです。

カレーも納豆も食べすぎて物足りないという人に言いたい。

というより、これをしたことのない人全員に言ってやりたい。

何でもいいから混ぜてみろ。

人類皆これを食べておけ。


ちょっと暴走してしまいましたが。

納豆が食べれない人でも食べれると思うんですけどね。

なぜこれが広まっていないのか。

納豆汁、納豆チヂミ、納豆チャーハンは割とあるのに。

納豆パスタ、納豆焼きそば、納豆オムレツ、納豆カレー、納豆そうめん。

彼らはベールに隠されている気がします。

納豆パックを覆っているフィルムのように、

世界との接続が断絶されているんです、きっと。

毛嫌いせずに食べてほしい。

免疫力が上がりコロナに負けないとか、

植物性たんぱく質が豊富だとか、

腸内の善玉菌に働きかけてくれるだとか、

そんな取ってつけたような利益なんていりません。


とにかく食べ。

美味いから。


たとえ世界が崩壊しても、

納豆だけは無くならないでほしいなんて、

そんなあほなことを考える今日でした。

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