31日目 7月末

彼曰く、今月も言い損だったなぁ。


今月もこの日がやってきました。

松竹梅です。


このエッセイ的日記的雑記的書きなぐりの束も、

ついに3か月目に突入です。

というより3か月分たまりました。

日が経つのはほんとに早いです。


今月は割と自分の普段の仕事の中で起きたこと、感じたことや、

生活の中で考えたあれこれを書き連ねておりました。

人にとってはどうでもいい話も、自分としては面白く思えたり、

次の日の話につなげるようにして書いてみたり、

色々試行錯誤した月になりました。

書けば書くほど、代り映えのない日々だと思っていた毎日も、

なんだか色どりに満ちた花束みたいに感じます。

後輩の成長を感じたり、

仕事で自分のわからなかったことが理解できるようになったり、

懐かしの映画や話題になった作品を楽しんだり。


大人になったら仕事一辺倒のつまらない生活、

日々の潤いにかけたくらーい生活をしているんじゃないかと、

将来に不安を抱える現代の若者らしく思っていたものですが、

意外に私、ちゃっかり大人を楽しめていませんかね?

どうでしょう?

高校時代の私ー、見てるー?

目の前の勉強と部活で手一杯だったそのころよりも、

100倍面白い毎日が待っているよ~。

過去のつらいことなんて全部忘れろなんて言わないけど、

未来に希望を持って生きてくれ。

漠然とした不安なんて案外どうにかなるもんだ。

誰かが助けてくれるだろうし、

自分で何とかできるかもしれない。

寝つきをよくするには枕をいいものにするといいとか、

「おじいちゃんみたいなことを気にするんだね」と言われそうなことが、

実は未来の自分の健康状態に影響を与えるかもしれない。

腰が痛いとか、頭が痛いとか、おなかの調子が悪いとか、

そんなことなんて気にならなくなるくらい、

気にならないくらい、いい発見が気持ちを軽くしてくれるかもしれない。

『時をかける少女』風に言うなら、

「未来で待ってる」ってやつですよ。


あなたの先は、明るい光で満ちているよ。


そんな気休めを言ってしまうくらいには、

今の自分が少し残念な状態にはまっていることは・・・、

まあ自覚しているんですけどね。

なかなか宣言通りに行うことができないでいます。

自分の考えていることはまとまらないし、

自分のやりたいこともなんとなくふわふわしたまま。

月初めにスタートしはずの場所に、

月の終わりには戻ってきている。

スタートしたはずが途中で折り返してます。

折り返すというより、中間地点で止まってそのままバックしたような。

絶対足くじいて、こけて、今こそ!というように逆走。

一進一退の攻防がきっとここから始まるんだろうなぁ、

というのを月単位で繰り返しています。

なんて呆れた行為なんでしょうね。

ナマケモノもびっくりです。


どうせできないことなら、あまり気を張らずにやってみるのもありかもしれない。

逃げ腰すぎてへっぴり腰になっていますが、

やれることを着々とやっていくのが性分に合っているようです。

ゆっくりじっくりやっていくこととしましょう。

この日記自体も長く続いて4か月目に突入ですが、

終わらせるのも忍びない。

せめて1年くらいは続けてやろうかなという所存です。


宣言ばかりしていると完遂されることはまれだから、

ほどほどくらいがちょうどいいんだよ・・・。


私のおばあちゃんはよくそんなことを言っていました。

湯呑を持って、縁側で眠そうな顔をしながら言うおばあちゃん。

こんな情勢では会うこともままなりませんが、

広めてしまうのは忍びない・・・。

せめて遠い地にいる家族を安心させるため、

「私はコロナに負けず、湿気にも負けず楽しく生きています」と、

元気よく大声で宣言できるように、

ヤドカリになることを宣言しておきましょう。

ヤドカリは大きく叫びませんが。


いや、きっと彼らも心の中には大きな意思を秘めているはずです。

あの小さな仮住まいの殻をはじけ飛ばしてしまえるくらいの、

爆弾が眠っているはずです。

ヤドカリの方は不発弾になってほしいですけど、

私の方ははじけてほしい。

暗そうな未来に大きな花火を上げるために。

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