第215話「大艦隊襲来」

「一体何が起こったんだ、バルバリッチャ将軍がやられたぞ!」

「おのれ卑劣なるアビスパニア、面妖な魔術を使いよって! 今更こんなことをしても貴様らの港は、我々の大艦隊に襲われておる。そのうち二万の魔軍がここに、ガッ!」


 偉そうなことを言ってる奴は射殺だ。

 さすがに百発百中とはいかない。頭を狙ったのだが、肩に当たった。


 だがそれだけでも十分にライフル銃の威力は強いので、衝撃でグリフォンの上から弾き飛ばされてしまう。

 四、五メートルの高さを落ちれば、それだけで致命傷にもなりかねない。


 生きていたところで、下の兵士の槍に串刺しにされてしまう。

 自ら飛べない兵士が、空飛ぶ魔獣に乗るってのも命がけだ。


「うぁぁああ! 副将のカニャッツォ様もやられたぁぁ!」

「ひっ、引けぇ! 一端撤退だ!」


 四、五人落とされて、六大魔国とやらからきた空飛ぶグリフォン兵団はようやく撤退していった。

 十羽ほどいた猛禽獣のグリフォンが一斉に攻撃するでもなし。


 大将軍とやら自らが特攻して死ぬとか、何がやりたいのか分からない敵だったが。

 おそらく威力偵察と高圧的な降伏勧告のつもりだったのかなあ。


 アビスパニアはここまでずっと負け続けだったらしいし、圧勝モードなので、油断してたってところか。

 できればあのグリフォン、一羽ぐらい掴まえて乗りこなしてみたいところだったが、魔獣を操るのは難しいだろうか。


 残念ながらそれを試そうにも、乗り手が落とされたグリフォンも一緒に飛んで逃げてしまった。

 そういう風に教練されているのだろう。だとすれば、飼い主の言うことを聞く動物だってことだ。あれが使えれば、馬よりも便利そうだけどな。


「勇者様、先ほどの不思議な御業みわざは……」

魔法銃ライフルってやつだ。火薬……といっても分からないか。まあ、強弓よりも遠距離攻撃力のある、強力な鉛のスリングのようなものだ」


「さようでしたか。さすがは伝説の勇者様。助太刀ありがとうございます!」


 バーランドは大歓喜しているが、そう喜んでもいられない。


「せいぜい数人倒した程度で喜びすぎだ。本格的な戦争ともなれば、さすがに俺一人ではどうしようもないからな」

「それでも、ありがとうございます。御覧ください、先程の勝利でみな歓喜しております」


 居城の上からは、諸手を挙げて歓喜に沸いている兵の姿が見えた。

 アンティルは小さな街だ。俺がアーサマの勇者であることは、すでに噂で広まっているらしく、こっちに向かって拝んでいる住民までいる。


 戯れに手を振ってみると、その度に下でワーと大歓声が上がった。

 こいつらホント喜び過ぎだろうと思うが、無理もないか。


 アビスパニアは、ここまで負けて負けて負け続けてきたのだ。

 こんな小さな勝利でも、泣くほど嬉しいのである。


「さっきの敵、港を強襲するとか言ってたな」

「はい、先ほどのは先発隊と思われます。大船団で来るとなると、それなりの大きさの港でないといけません。ここから徒歩で半日ほどのアパーナの港だと思われます」


 地図でみると、アビス大陸のリンモン州から、イースター半島を南下して攻めてくるんだな。

 リンモン州の州都プレシディオから来ると考えると、突き出たイースター半島がちょうど橋頭堡となる。


 そこからアパーナの港に、敵の大船団が来襲か。

 俺の世界だと、ハバナってとこだな。


 ろくに測量もせず描かれた地図なので分かりにくいが、それなりの規模の入江がありそうだ。

 アンティル島でもっとも大きい港というからには、敵の艦隊を停泊させることはできるのであろう。


「アパーナの港の現状は、どうなってるんだ?」

「我が方の港ではありますが、見張り程度を残して放置状態です。一度大海竜の襲撃を受けて、我が方の艦隊も壊滅させられておりますので……」


「よし、じゃあ港で迎え撃つか」

「はっ? 勇者様。いま私は、我が方の艦隊は壊滅したと申し上げました。しかも、来襲する敵は、大船団ですよ。内陸で迎え撃つしかないと、このアンティルの街で防戦の準備を整えておいたのですが」


 バーランド騎士長は、敵の大船団が攻めてきたら、近隣の開拓村の民をアンティルの街に集めて籠城戦をするつもりだったらしい。


「バーランド、お前らは城を枕に討ち死にするつもりなのか。援軍もなしに籠城戦は下策だ」

「しかし、お恥ずかしい話ですが、こちらの兵はギリギリまで掻き集めて二千しかないのです。敵もこちらの兵力はだいたい目算が付いておりますでしょうし、先程、敵の副将がほざいていた二万の軍勢が来襲するという話は、誇張ではないと思います」

「なるほど、十倍の兵力か」


 兵数差が十倍あれば、正面から攻めても勝てる。

 攻略戦におけるセオリーである。敵も兵法は知っているようだ。


「しかも、港に近づけば、さらに大海竜が襲ってくる危険もありますぞ」

「心配するな。この近くに、俺の味方の船がいるんだ。連絡さえ取れれば敵の大船団を上陸する前に叩ける。いや、大海竜ごとでも叩いてみせる!」


 任せろと、胸を叩いて保証する俺に、バーランド騎士長はゴクリと息を飲んだ。

 俺のような流れ者に命運を預けるのだから、そりゃ迷うよな。


 だが、戦いは機だ。

 ここは決断してもらわないといけない。


 俺もバーランドに味方すると決めたからには。

 どれぐらい思い切りの良い将か、お手並みを見させてもらおう。


「ハハッ……フハハハッ」

「どうしたバーランド、急に笑い出して?」


 眉間にシワを寄せて悩みこんでいた、バーランドが急に笑い出したので驚く。

 どうやら、何か吹っ切れたようだ。


「もはや、迷うのも疲れました。手持ちの札をすべて、勇者殿のお言葉に賭けてみましょう」

「すまんな、こちらも確実に合流が上手く行くとは言えないから、賭けにはなるだろう」


 そこは確実ではないと、正直に言っておかなければならない。

 それでも俺は、もうすぐ俺の妻達が探しだして来てくれると信じているのだ。


 敵が内陸に上がってしまってからでは遅い。仲間は必ずくると信じて動かなければ、戦には勝てない。

 俺は経験で、それを知っている。


「なあに、気にせんでください。確実に負ける戦が、勝敗を賭けられる戦になっただけでもありがたい。我ら兵士の万骨が枯れても、アモレット女王陛下さえ生き残ってくだされば良いのです。味方の船があるとおっしゃいましたな。それでは女王陛下と女官達も一緒にお連れしましょう。負けて船で逃げるにしても、港が近いほうが逃れやすい」


 バーランドは、すでに決死の覚悟を固めているのだ。

 迷っていたのは、どちらの作戦のほうが女王を助けられるかという一点だけ。


 騎士としては、見上げたものである。

 一軍の将としても、機を見て俺に賭けたのだから及第点だろう。


 俺は説明しなかったが、敵のグリフォン部隊に俺達がアンティルの城に籠城の構えを見せていることを目撃させたのも、奇襲策に打って出るためのいいフェイントになる。

 それも、ちゃんとバーランドは理解しているようだ。


「じゃあバーランド。兵をまとめてくれ。早速、敵が襲ってくるという港まで行こう。俺に賭けてくれたんだ。貴様らのその決死の覚悟は、杞憂だったということにしてやる」

「お頼み申しますぞ、勇者殿」


 敵がすでに動き出してるなら時間との勝負になる。作物を探しに市場も見たいなと思ったが、後回しだ。

 俺はバーランド騎士長が率いる兵二千とともに、アバーナ港へと歩を進めた。


     ※※※


「うわ、本当に大船団だな」


 高台から港を見下ろすと、すでに敵の大艦隊が港へと近づいてくるところだった。

 一つ一つは、小さな帆船やガレー船でほとんど小舟ばかりに見えるが、やたら数が多い。


 向こう側まで、びっしりと海が船団で埋まっている。

 ちょっと一気に数えきれないが、五百隻近いんじゃないか。これは、一隻ずつ潰していくとなると骨が折れる。


「すでに敵はアバーナの港に上陸を始めるところです。敵の船団が五百隻として、敵はやはり二万を数えるでしょう。十倍の数で押してくるのは、これまでどおりです」


 バーランドは、苦しげに言う。

 攻略戦は十倍の数で当たれか。まったくセオリー通りであり、魔軍は堅実な用兵をしているのだ。


 酷幻想リアルファンタジーに『孫子』があるわけではないだろうが、魔国とやらも基本的な兵法は知っているわけだ。

 その上で、敵は大海竜やグリフォン部隊などの切り札もあるのだから、大将軍とやらが調子に乗るのも分かる。


 グリフォン部隊がアンティルの街まで来たのも、空からこちらの戦力を把握する、威力偵察のつもりだったのだろう。

 それで死んでるんだから、やはりアホとしか言いようが無いけど、魔獣はともかく単純に数で攻めてくる相手が一番厄介である。


「そういえばバーランド。アバーナの港街に住民は住んでないのか」


 街を守る壁もなく、百軒程度の民家しかない港街は、この程度だと村に近いなとは思うが。

 それでも五百人は住んでいそうだ。


「大海竜に襲われた際に、港街の住民はすべて内陸の村へと避難しております。見張りの兵も守れとは命じておりませんので、すでに居ないかと思われます」

「ふむ、じゃあ街を攻めても民が巻き込まれることはないんだな?」


 コクリと、バーランドが頷く。

 これは朗報だ。心置きなく奇襲することができる。


 しかし、こちらの兵力は過少。この事実だけは動かせられない。

 勝算なしに正面から特攻を仕掛けるわけにもいかず、おちおちしていると敵の船団から魔軍が上陸しきってしまう。


 俺がどう叩くか悩んでいると、味方の兵士達が騒ぎ出した。


「魔族だ、魔族が飛んできたぞ!」

「なんだ、もう敵に発見されたか?」


 いや、あれは違う。

 遠くから飛んでくる二人の人影には、見覚えがあった。


「カアラ! おい弓兵待て、撃つんじゃない! あれは味方だ。さすがに、聖女まで魔族に見間違えるなよ」

「味方ですと?」


 いつもの黒ローブ姿のカアラが、なぜか綺羅びやかな聖女の衣に身にまとったリアを抱えて飛んできた。

 俺を探して出してくれるとしたら飛行魔法が使えるカアラだとは思ってきたが、なんでこの土地では神聖魔法が使えない、役立たずのリアまで連れてきたんだ。


「タケル、あなたの聖女がやってきましたよー!」


 やってきたのはいいが、相変わらずうるさいリア。服装もキラキラしすぎて目立ちすぎる。

 下に敵がいるんだぞ。


 敵に発見されたらどうするんだ。

 ただでさえ飛んで目立ってるのに、叫ぶんじゃない。


「カアラ、なんでリアまで連れてきた!」


 正直、戦闘の邪魔以外の何者でもない。

 俺は降り立ったリアに抱きしめられながら、カアラに尋ねる。


「リア様が、国父様を見つけてくれたのです」

「どういうことだ」


「タケル、これですよ。このアーサマの『白銀の羽根』が、わたくしを是非もなくタケルの下へと導いたのです」


 そう言いながら、リアは俺のポーチに手を突っ込んで『白銀の羽根』をするりと取り出す。


「なるほど。逆に神聖魔法が希薄な土地だからこそ、リアには強い神聖魔法を発する羽根の位置が分かったというわけか」

「そうです。タケルの持つこのアーサマの羽根があれば、聖地から遠く離れても神聖魔法を使うことも可能なのですよ」


 魔術でいう魔宝石みたいな役割をするわけか。


「探知機の役割までするとは、『白銀の羽根』は便利アイテムなんだな」

「それも、わたくしあってのことですよ。ねえ、わたくしだって役に立つと言ったでしょう?」


「そうだな、今回ばかりはライトスタッフと認めざる得ない」


 俺が認めてやると、笑顔のリアは柔らかそうな頬をむにゅっと蕩けさせた。

 リアは貶されこそすれ、褒められる機会が少ないからなあ。いつもふざけてるだけのリアが役に立つとか、本当に珍しいこともあるものだ。


「もっと褒めてください。これは是非もなくご褒美ですね。新大陸到達一番乗り記念の夜伽は、わたくしですからね」

「調子に乗るなリア。まあ見つけてくれたことには感謝する。カアラ、早速で悪いが頼めるか」


「なんなりと」

「じゃあ、まずそこの大艦隊があるだろう。あれは、六大魔国という軍勢なのだそうだが俺の敵となった」


「国父様の敵ならば、アタシの敵ですね」

「あれは、新大陸からきた大魔王を名乗る魔族の軍勢らしいぞ。それでも、んん……」


 俺が言いかけようとするところを、カアラにも肩を抱かれて、キスされてしまった。

 されるのは、もちろん初めてではないがから普段は気にならないんだが、兵が見ている。


 どうもみんなの前で、リアやカアラに濃密なスキンシップをされると恥ずかしいものだな。

 俺に、男前なキスをするとカアラは決然と言った。


「皆までおっしゃらないでください。アタシの男は生涯タケル様だけです。アタシがお仕えする魔王様は、タケル様のお子のオラケル様だけです。我が君に逆らうなら、大魔王と言えども討ち果たしましょう。まずは、あのゴミのような小舟を沈めればいいんですね?」


「では、頼む」

「御意! カアラ・デモニア・デモニクスが伏して願わん、星辰のはるか彼方に輝く暁の冥王、時空の狭間より地上へと顕現せしめ、すべてに滅びをもたらさんことを!」


 そうして、俺を片腕に抱いたままで手をかざしてメテオ・ストライクの呪文を放った。

 天空の彼方より降り注ぐ巨大な隕石が、五百隻を数えた魔国の船団に降り注ぐ。


 最上級魔法、相変わらずの大スペクタルである。

 突如巻き起こった大災害に、敵の艦隊は為す術もなく転覆して海の底に沈んでいく。


「よくやったカアラ」

「この魔法は広範囲に効果がありますが、精密さにかけますので少しゴミが残ってしまいましたね。この近くに、黒杉軍船二隻もきていますので後始末をするようにドレイク提督に言ってきます」


 大丈夫だとは思っていたが、黒船軍船の二隻が無事と聞いて俺も安心する。

 ライル先生がいないときは、俺の軍師役も務めるカアラは慌ただしく飛び立つ。


「カアラ、敵は大海竜を操るそうだ。今は見えないがそれも後から出てくる可能性があるから、警戒するように言ってやってくれ」

「はい、了解です!」


 バーランド達に、純粋な魔族も味方にすれば役に立つだろうということで見せつけてやったわけだが。

 反応は、どんなもんだろうか。


「バーランド騎士長。見ての通り、敵に痛手を与えた」

「驚きました……」


「後は港に上陸した魔国の軍勢を、海と陸で挟み撃ちにして倒してしまうだけだが」

「しかし、勇者様。我が方は二千しかおりません。できるでしょうか?」


 魔軍は大混乱に陥っているとはいえ、すでに上陸している兵士だけでもアビスパニア軍より多いか。

 こちらの主力は海軍。黒杉軍船が来るまで敵を港に釘付けにすれば、陸と海で効果的に挟み撃ちできるのだが。


 そう言ってもわからないよな。

 さて、どうやってバーランド達にやる気になってもらうか。


「この戦の先方、このレントンがつかまつります!」

「おお、お前は……って、怪我してるじゃないか」


 意気盛んに兵士達の中から声を上げたのは。

 俺が狙撃して殺した大将軍バルバリッチャと最初に戦って、戦斧で斬り飛ばされたレントン兵士長だった。


「ハハハッ、勇者様ご心配めさるな。何ぞこれしき、怪我のうちにも入りません。手は一本あれば、槍も剣も使えますれば、私とてアビスパニアの古強者。敵の十や二十は、道連れにしてご覧にいれましょう!」


 ざっくりと肩から左腕を斬り裂かれて、応急処置に包帯を撒いた腕を吊っているレントン兵士長。

 その双眸は、すでに決死の覚悟を見せている。


 怪我をしているからこそ、自分に切り込み役を任せて欲しいと言っているのだ。

 若い部下が殺られて激高していた兵士長は、部下思いの男なのだろう。無茶は困るが、士気が高いのは良いことだ。


「おい、レントン。これを飲むがいい」

「これは?」


 俺が差し出したフラスコに青い液体の入った回復ポーションを不思議そうに見つめるレントン兵士長。


「回復ポーションだよ。そうか、神聖魔法が使えないからお前らの国にはないのか」

「これが、神の御業による回復薬なのですか。私にはもったいなさ過ぎますぞ」


「いいから飲め。俺もまだいくつか持っているから、怪我のあるものは俺に言え。船が来れば、たくさんあるから心配はいらない」

「では、いただきます……おお、傷が何ともない。治ってしまったぞ!」


 それを見た兵士達から、「アーサマの奇跡だ!」「これが勇者か!」と、どよめきがあがる。

 この土地では、回復ポーションだけでこんなに驚かれてしまうのか。


「皆の者見たか、もはや怪我を恐れることはない。この創聖女神の奇跡を見て、敵を攻めよというアーサマの勇者、佐渡タケル様の言に否やを唱えるものはおるか!」


 怪我から回復したレントン兵士長が、元気に長槍を振り上げて叫ぶと、ワッと兵士達が沸いた。

 どうやら、行けそうな雰囲気になってきた。


 彼らはもともと、信仰心の厚い兵たちなのだ。

 目の前で、生まれて初めての神聖魔法を眼にした兵士達は、もう押し留めるのが難しいぐらいの士気の高さである。


「頑張るのはいいが命を無駄にするなよ。増援が来れば陸と海で敵を挟み撃ちにできるから、それまで持ちこたえてくれれば絶対に勝てる」

「よし、勇者様の命令だ。お前達、港の魔軍を掃討するぞ!」


 軍馬にまたがったバーランド騎士長は、少数の騎士隊と二千人の兵士を連れて。

 敵に奪われたアバーナの港街を奪還するため、高台より一気に躍りかかった。

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