第46話「繋がった世界、2」

二日前にリライフしたあと、メルとアド含めた私の護衛兵と一緒に村に続く森に行った私はそこで馬車を止めて降りると地図を手に取り開いて見る近くにいたメルが「クオン、突然どうしたの?地図なんか持ってこんな森奥に来るなんて、何かあった?」「ねぇメル」「何?」「私が所有する村の近くに人の命を平気で奪い取る冷酷非道な人間達がいるとしたらどうする?」







「冷酷非道な人間達って、なら仮にそうゆう人間が村の近くにその人間がいてまさか村人の皆に危害を加えるとでも?」「私はそうゆう可能性は捨てきれないってこの地図見てたらなんか不安になって、この地図よく見たら私の土地以外ににも村に繋がる土地が数多くのあるの、それにこの地図を見る限り家建てて人が住むには十分な土地の大きさ」







「要するにクオンは、ここら辺に住む土地がの持ち主がどんな持ち主か?手分けして調べてほしいと?」「その通り、できるだけ早い方がいい、明日までには調べてほしい」メルは「それでこれだけの調査を専門とする鷹組を五万人を連れてきたの?」







「うん今までの仕事ぶりを見ると皆、優秀だからだからこそこの任務を任せたいの」私は鷹組の皆に「皆頼んだよ」「「はい」」「あと皆に言っておきたいことがある、」「「なんでございましょう」」「皆は黒い月は知ってる?」「「!?はい知っております」」「なら黒い月のマークがどんなものか知っているでしょ?」






「「はい、黒い月のマークは知っております」」答える鷹の組の皆に「ならもしこの近くに黒い月のアジトを見つけたらすぐに私に知らせてほしい、この地図で方角を予想すると西と東だと思うからその二つの方角を中心に調べてほしい、ヤス、」「はい、クオン様」






私はヤスを見て「鷹の組隊長のヤスにこの件は任せる、万が一黒い月のアジトを見つけたら潜入して、黒い月の名簿を取ってきてほしい、やり方は全てヤスに任せる、頼んだよヤス」「はい、クオン様、お任せください」ヤスが言うと「私は村で待ってるから皆気をつけてね、全員無事に帰って来て」「「はい」」皆が返事をしたあと、「メル、一緒に村に行こう、」「分かった」




そして村に馬車に乗って行き一つの行き空き家にメルと入る、でもメルは商団の仕事を徹夜していたのか私の膝の上で眠ってしまった、そんなメルの頭を撫でてアドに書物を持って来てもらって半日過ごす夕方になりメルが目を覚ました、「ん~、よく寝た」と言っで上半身を起こす、そんなメルを見て私は「本当よく寝たね?私の膝の上で」








「!?えっクオンの膝の上で?」一瞬驚いた顔になるけどすぐに眠そうなに顔をして私に聞いてくる私は「うん、私の膝の上で気持ち良さそうに寝てるから起こせなくて本当は画家の仕事がしたかったけどメルはきっと遅くまでこの村人の皆の新しい仕事にを全員が出来そうな仕事を全員に紹介してくれてるからきっと疲れてるんだろうなって動かず書物を読むことにしたの」






メルは「本当よ、世話が焼ける姉を持つと妹は苦労するの」私が「うん、感謝してるよメル、皆が今働けてるのはメルのお陰だから、でも意外なことも起きた、まさかあのオグムが私の護衛兵になるなんて夢にも思わなかった」メルが「私も同じで予想外過ぎて驚きだったよ、だからオグムに聞いたの、何故クオンの護衛兵になったのかと」






私は「そしたらなんて言ったの?」「私が聞いたらオグムは畑を耕すのも、私がオグムに紹介した仕事も全部面倒でやりたくない、って言ってたよ」私は疑問に思った、「えっでもオグム私に関心なんて持ってなかったよ、怪我が完治したらすぐにでもキ、家を出ていくとという感じだった」





メルは私に「さぁ私にも分からない、だけどクオンの気取らない思いやりがきっとオグムに関心を持たせただと思うよ」と少し口角を上げるそして「あっそう言えば私にお昼ごはん食べてない」「そう思ってご飯作っておいたから食べて」「やった〜頂きます」といいメルは私が作った食事を食べる





そして戌の刻の下刻に鷹の組は帰ってきた戸の外から「クオン様、ヤスでございます」「入って」「失礼致します」と言ってヤスは入って来て「ヤス、思ったより戻りが早かったね」「はい、そこまで難しい仕事ではなかったので」「それでどうなった?潜入は成功した?」





「はい、問題なく潜入して黒い月の名簿、五冊手に入れました」「五冊ってことは一つのアジトに五万人いるとしてえっ三十万人!?」私達のメルが「クオン、シッ声が大きい」私は口を片手で抑えて「ごめんね、うるさかった?」




メルは「うん、かなりの声量だったし、ここは村だよ、しかも黒い月は長い歴史で実在し続ける悪の組織だよ、この国で黒い月の組織を知らない人はいないからこの村の近くに三十万人の黒い月の一員がいると皆に知られてら皆は怖がるよ」





私はメルの意見に賛同して「そうだね、村人の皆を怖がらせてはいけない、そこで、メル相談何だけど今だと思うんだよね?決行」「確かにこの村の近くに黒い月の一員がいるアジトがあるとなると大変だ、黒い月は罪なき人を平気で命を奪い取ることで有名な組織を名簿を見つけたなら確実に潰さないと」




「今回ので一つ問題ができた」「問題?」「うん、三十万人は確実に潰せても黒い月のアジトの場所は他の黒い月の組織を一員は知っててもおかしくはない、」メルは「確かに仮に三十万人の黒い月の一員を捕らえられても、他の黒い月の一員はこの村の居場所を知ってる可能性があるというわけね」





私は「そこでメルの人脈の出番って訳だ」「えっまた私に後始末させる気?」と少し嫌そうな顔をするメルに「私の頼みを聞いてよ、メル村の皆を確実に守る為にはこの方法しかないの」




メルが少し呆れ顔で「この方法しかないの、じゃなくて、ただクオンが思いつきに行動をして自分策をどうかたを片を付けるか何も考えてないから私が最終的に毎回後始末する事態になってるんでしょ?」「確かに言われてみれば、でも最後の始末は私よりメルの方が上手く片を付けることができるから」更私の言葉を聞いたメルは更に呆れ顔で「あのね」と言う







「ヤス、ありがとう、お陰で助かった、潜入捜査した皆にもゆっくり休むように伝えて」「はい」「下がって」「はい」ヤスは一礼して部屋を出ていくとメルが「クオンは本当に世話が焼けるよね、ちょっと今から国中の地図を商団員に指示して全て処分したあとここの土地の地図が二度と作られないように手を回す」






「私は、他の黒い月の組織のアジトがどこにあるか見つける為の手ががりを探して同時に護衛兵が十万人増やす」私が言うとメルは「私は今日中にはこの村に戻って来れないから」「分かった、明日メルが来れる時刻に来て、私は一晩この村に泊まるから」「分かった」そう言いメルは出て行く




私達はお互いのすべきことを夜が明けるまでして私は朝眠りにつく私が眠りに付いてると「……ン……オン、クオンいつまで寝てるの!?」とメルの声で飛び起きた「!?何?何事?」隣を見ると呆れた顔をしてメルがいて「ん~~メル?、おやすみ」そう言って私はまた布団に入る「クオン!起きて、おやすみじゃない、薬飲む時刻だから」






「えっもうそんな時刻?」私は寝ぼけながらもメルに渡された玉薬を飲むそして支度してキ、の皆、村の皆を集めてメルと二人で仮面を外しイ、クァンとイ、エンにそっくりだということを明かし、王宮に潜入することを伝えてキ、家の護衛兵の皆は危険だだから一緒に行くと言い張って聞かなかったされたけど何とか説得して納得してもらった



キ、家の馬車を使い王宮に行った身分証明書を見せて王宮に入り正門をくぐり抜けると突然大勢の王宮の軍事が押し寄せて来て「「!?」」軍事の一人が「そなたら何者だ?」「私はイ、クァン、上王様の腹違いの妹で、かつては大司憲だった」メルは「王族である私達に刀を突きつけるなんて反逆行為だよ」





「イ、クァン様とイ、エン様はとっくにお亡くなりになられた」と王宮の軍事の一人が答えるそこに「王様のおなり」とホン内の声が聞こえてくるそしてこの国の国王で二十五代イ、テヤンが護衛武官、内官、女官達を連れて現れる王が私を見て「そなたらか?クァンとエンを名を名乗ってる者は」「「はい王様、左様でございます」」







「では余が二人に三問問を問う、二人はそれ答えろ」「「はい、王様」」「ではイ、クァンに問う、余と初めて出会った場所と余とそなたの歳は?」「はい、十二歳の時に私は王様に私が営む絵を売る店で王様とお会いになりました」「二つ目の問いだがその時余が買った絵は?」「はい、王様は虎の絵をお買い上げされました、」





「三つ目、余がそなたに世弟になった日に贈り物をしたがその贈り物は何だ?」「桜の指輪です、」と言うって世弟様から頂きた桜の指輪が入った巾着袋を出して中から桜の指輪を出した、それを見た王様が「全て合ってるならイ、エンに問う」「はい王様」「一つそなたと初めて出会った場所は?」「はい、都の市場でです、クァンと初めて出会った日と同じ日にお会いしました」







「二つ目、そなたが岩の下敷きになる時余はそなたを助けたがそれは何月何日だ?」「はい、八月二日でございます」「最後だ、そなたが余を助けたがそれは何からだ?」「はい、黒い月の一員が王様の命を狙っていたので何度もお救い致しました」






メルの答えを聞いた王様は「正解だ、二人は、イ、クァンとイ、エンで間違えない二人に手を出すな、これは王命だ」王様は、周りを見ながら言う「「はい、王様」」「それから二人を元の官職に戻すこれも王命だ」私達は同時に跪き「「王様、恐悦至極存じます」」と言う「……仕事に戻れ」と言い王様は歩き出そうとするが私は「お待ちください、王様」





王様は、足を止めて振り返り私を見る「何だ?何か報告でもあるのか」と問う「はい、ございます」「なら今から集会を開くその場で余に報告しろ」「はい、王様」私は返事をすると王様はそのまま立ち去る、そして私とメルは集会に参加した、私達の姿を見た官僚、武官は驚きを隠せない様子だった、






私は王様に黒い月が再結成したこと報告して三十万人の名簿を見つけたことを報告して名簿をハン内官を通して王様に渡したそして三十万人にの罪証明され捕らえて極刑に処すと王命を下した、その後王様は私に「そなたのお陰で黒い月の一員を断罪出来た感謝する」





私は「お役に立てて光栄でございます、王様」「そこでそなたに褒美をやりたい」「いえ私にはそのような資格は……」「王命だ、何がほしいか申してみよ」「王命ならば仕方ありません、私の望みは貧しい民達を守る法をつくることです」王様は「貧しい民達を、守る法?それはどんな法だ?」と私に問う







「はい王様、その法はいくつかございますがそのうちの二つをこの場でご紹介します」「一つ目、奴婢の身分をなくすことです」周りがざわつく私は構わず「二つ目身分の低い民を守る為の専門武官の組織をつくることです」王様は「どんな組織だ?」と私に問う






「はい、王様、正に刀と書いて正刀府〈オルバルタブ〉でございます」王様は「オルバルタ、朝鮮の言葉で正しいと言う意味か?」「左様でございます、王様組織の資金、必要な装備の代金はは全て私が用意致します、故にご許可頂きたいのです」





王様は「分かった、そこまでそなたが申すのであれば許可する、この件は全てそなたに任せるこれは王命だ」「はい、王命承りました、王様」私はそう言って一礼する、




そして王宮での仕事が終わると私達はへ家に行きへ家の使用人、私兵達、そしてへ、シルと会う皆は最初は私とメルが偽物ではないかと疑っていたけど本物のイ、クァンとの思い出話をしたら信じてもらえた




イ、クァンとして生活して三十日が過ぎた頃、私のが考えた民の為の法がつくられて丁度正刀府の建物を建ててる最中の頃いつも通り王宮に行くそして王宮の中にある司憲府に行く為の階段の所で一人の女官が階段から階段から落ちそうになっていた私は急いで女官の元に行き女官を庇うように一緒には階段から落ちた、











「「!?」」「クァン!」「「クァン様!」」メルとジン、ハソンの声が聞こえてくる、エンは私の体を起こして「クァン大丈夫?」「うん平気、頭打たないようにずっと首を浮かしてたからでもそのせいで首が痛い」「クァン様!おのれ!女官の分際で王族の方を馬乗りするとは」ジンは怒鳴った。女官は体をビックとさせて怯えてきた。その姿を見て「やめてジン、私なら平気だから」






「ですが……」「私が勝手にしたことだこの者は悪くない」私は立ち上がって女官に近付き「立てる?、怪我はない?」「申し訳ございません……申し訳ございません」何故か女官は怯えていた私は女官を立たせて私は優しく頭を撫でながら優しく問いかけた







「大丈夫だ私はそなたを罰を与えたりしない」女官は泣き出した「「!?」」「どうしたの?ちゃんと庇ったつもりだったがどこかぶつけた?」私の問いに首を振る「なら何故泣くの?」







「家族以外の方にこんなに優しくされたの初めてで嬉しさのあまり涙が」私はハンカチを取り出して「これ使って」「ありがとうございます」ハンカチ女官に渡すと「そなた名は?」「ユン、ケインです」「そうかユン、ケインいい名前だね」「ちょっと何をやってるの?」ヨン尚官が来る








「これは大司憲様ではありませんか、この者が何か粗相を?」ジンがヨン尚官に「粗相どころではありませんこの女官のせいでクァン様が階段から落ちたです」「階段から落ちた?申し訳ございません大司憲様お怪我は?」






「私は平気だだからこの者を罰しないであげて」ヨン尚官はケインを見て「承知致しました」「あとこの後ある集会に私とクァンが遅れると王様に伝えて」「承知致しました」「ヨン尚宮、ちょっと待って」「はい」「私が階段から落ちたことは王様にはご報告しないで」「承知致しました」とヨン尚宮が返事をするケインとヨン尚宮はその場を去る





それを見届けた私は「さてと医務室に行こう、」エンは「ハソン、クァンを抱きかかえて医務室に連れて」「はいエン様」ハソンは私を抱き抱え運ぶ、「ちょっと待った、何故私を抱き抱えるの?歩けるから下ろして」立ち止まったハソンは「申し訳ございませんクァン様そのご命令に従えません」また歩き出すそして二刻(三十分)何事もなかったかのように遅れて便殿(ピョンジョン)に行った。







朝の集会が終り司憲府に戻り業務を行ってると大司憲の執務室の戸を誰が叩いて「クァン様ハソンでございます、入ってもよろしいでしょうか?」「入って」「失礼致します」「ハソン、どうしたの?」「クァン様、先ほど大殿を見張らせていたジンから報告があり大殿に仕える女官が一人自害致しました」




「えっ大殿に仕える女官が?何で?」「自害した理由は分かりませんが、身元ははっきりしております、ユン、ケインでございます、」






「えっ今ユン、ケインって言った?」ハソンは気まずそうに「……はい」と答える「ケインが自害したの?、それは確かなの?」「はい、間違えなくユン、ケインでございます、今王命で王宮にユン、ケインの両親が来ていて亡骸を引き取るそうです」



「ケインは今どこにいるの?」「大殿に仕える女官が使用する建物におります、部屋で首を吊ってるところを、同じ大殿に仕える女官が発見しました、遺書も見つかり本人の物だと両親の証言により証明されました」「……今からケインに会いに行く」立ち上がり歩き始めるが目の前にハソンが立ちはだかって







「ハソン、一体何の真似?」「クァン様、あの女官に会われても悲しい現実しかご覧になれないかと思います」「そうだとしても確かめたい、ケインが何故死ななければならなかったのか、直接自分の目で確かめたいの」






ハソンは道を開けて私は大司憲の執務室を出ていくとケインがいる建物に行くと鳴き声が聞こえてきて台車に載せられ茣蓙をかぶれられた亡骸に泣いて抱きつく男女の姿が見えて両親だと確信する「ケイン!何で死んじゃったの」「ごめんな私達が王宮にお前を売ったりしなければお前は死ぬことはなかっただろうに」








ケインの姿を見て確認してないけどあの亡骸はケインなどだと確信する「クァン様やはりやめた方がよろしいかと」「いや大丈夫、」私は両親の元に生き「あの、ユン、ケインさんのご両親でございますか?」父親は「はい、そうです」「初めまして司憲府大司憲、イ、クァンです」「はい存じております、王族の方がご用でございましょうか?」







「実は私、今日娘さんと初めて会ったのですが、今日娘さんが階段から落ちてそれを庇った時に小柄だとはいえ体はとても痩せ細っておりました、それにとても怯えてた様子だったのでとても気になっていて、何か娘さんの身に起きてるのだと思い部下に大殿を見張りと娘さんの最近の仕事の様子を探らせていました、」




お母さんが「何か分かりましたか?」「いえ調べている最中に娘さんは……お母さん、お父さん、知り合って間もない私がこんなことを言うのはおかしいかもしれませんが、私は娘さんが何故自ら命を断ったのかその理由が知りたいです、お願いです、私に娘さんの遺書を見せてもらえませんか?お願いします」私は頭を下げる





ケインの母親が「頭を上げてください、大司憲様、これが娘が残した遺書です」遺書を差し出す「ありがとうございます」私は受け取ると遺書と大きく書かれた紙の中から遺書が書かれた紙を読む






〈お母さん、お父さん、私は二人の娘に生まれて来ることが出来て幸せだよ、心配しないで私は二人を恨んでない、悪いのは二人ではなくて二人から作物を強引に奪いしか高利貸しをして土地を貸すあの両班が悪いのだ、二人だけならまだしも私まで育てることになって生活はより苦しくなったよね?、ごめんねでも二人はどんなに生活が苦しくても私を手放さなかった、手放すどころか大事に育ててくれた、ありがとう〉





私は涙を流す、目が涙で溢れる中必死に字を読んで〈だけど私は今とても辛い生活を送っている、お母さん、お父さん、私は弱い人間だから二人が私を大切に育ててくれたのに私はこの辛い生活に耐えれなくて自ら命を断つことにした、本当ごめんね、だけど今日、とっても優しい方に出会ったよ、その方はこの国ではかなり名が知られていて王族で大司憲の、イ、クァン様、噂には聞いていたけど噂通りの方だった私が階段から落ちそうになったとき身を挺して庇ってくれたの、権力者は身分の低い者は平気で踏みつけにするけどあの方は違った、、誰にでも優しくて誰にでも平等な方だった、この世を去る前にあのお方お会い出来て良かった、お父さん、お母さん、本当にごめんね、愛してる〉





私は読み終わって、理不尽な世の中のせいで罪なき命が奪われたという現実に悲しさと怒りを覚えた私は「ありがとうございました」と遺書をケイン両親に返すハソンは「クァン様大丈夫でございます?」「うん、それにしても罪のない女官がこの理不尽な世の中のせいで自ら命を断つとは、情けない、階段で出会ったあの時、もっと早く気づいていればこんなことにはならなかったのに」





ハソンは「クァン様、ご自分を責めないでください、クァン様は何も悪くございません」「ハソン、司憲府に戻るよ」「はい、クァン様」「私はこれで失礼致します」両親に一礼した後司憲府に戻るそして一人になって舌を噛み切りリライフした





そして私は一日前の夜に戻った「よしリライフ成功、明日はケイン自害する前にケインを止めないとあっでも自害する時が朝の集会と被るから集会には出れない、止めるにしてもまずは王様に報告だな」朝になりいつもより早くエンと二人だけでヘ家を出て王宮に向かう






大殿の前に行きハン内官に会う「大司憲様、こんな朝早くからどうなされましたか?王様に拝謁なさりますか?」「いえ、拝謁は控えます、ですが王様に伝言を頼めますか?」





「何とお伝えいたしますか」?「私、イ、クァンと妹のイ、エン、そして私の部下ヘ、ハソン、ヘ、ジン、それから所由長とその他の一万の所由は今日の朝の集会には出ません、集会に出るよりももっと重大なことをこれから致します、それは人権に関わる重要なことですのでどうかご無礼をお許しください、そう王様にお伝えください」








「承知致しました、そうお伝え致します」「では私はこれで」と一礼た後歩き出す、後ろから付いてきたエンが「まさかクァン側が一日前に繰り返したのは助けたあの女官を助ける為に、それから今から階段から落ちてそれに加えてあの女官を助ける為に臣命下会議を開く気?」





「分かってるなら聞かないでよここで問題あの女官は何に苦しみ自害したのでしょうか?これに答えれなきゃエンは医者失格だよ」エンは歩きながら




「私を見くびらないでくれる、体中にあざがあることは昨日から分かっていた、右足も引きずってたし恐らく捻挫してるだろう、それに息をする度に脇腹抑えてたから恐らく肋骨何本か折ってるねつまりあの女官は日常で暴力を受けていた、恐らくその相手はヨン尚宮だ」






私は立ち止まって「今は何も証拠はないけど恐らくね、にしてもエンそれを分かっててあえて無視するなんてどんなに凄腕でもやはりエンは医者失格だよ、肋骨折ってるってかなり重症じゃんすぐに手当しないと」






「分かったちゃんと手当する、私を集会に欠席させたのはそのためでしょう」「当たり前じゃん」「にしても何でハソンとジンをヘ家に置いてきたの?」「エンとこの件についてきて話すのに二人がいたら話せないでしょう、それにこの時間はまた官僚達はは誰も来ていない二人で腹を割って話すいい機会出しね」




ジンとハソンと合流して、二人を置いていった理由を話、そして今日の朝の集会を欠席することも伝えた言うしばらく王宮を散策した後でケインと出会った時刻に司憲府に続く階段に行き階段に落ちそうなケインを助けるそして昨日と同じ出来事が起きるが一つだけ違うことがある





「ケイン、少し私には付き合ってくれない?」「えっ」「用が済んだら帰すから」「はい……」私はケインを連れて医務室に行く「エン、私の治療はケインの後でいい、先にケインを治療してあげて」「えっ何故私が怪我をしているとご存知なのですか?」





「ちょっとごめんね」と言って私はケインを座らせて腕や足を見て衣で隠れた部分に何度も殴りつけられた跡があった「ヨン尚宮にやられたの?」ケインは泣き出してしまう「うっうああー」と子供のように私はそんなケインを抱きしめて






「好きなだけ泣いていい、辛かったね、こんなにも殴られて可哀想に、さぞ痛かったよね?もう大丈夫、そなたを誰にも、傷つけさせない、私が必ず守るから安心していい」「大司憲様……」ケインの両手が私の背中に回るのが分かった、泣き続けて一刻が過ぎたところ、ケインと私はエンから治療を受けて寝台で煎じ薬を飲んで眠るケインを椅子に座り見つめる私




エンは「朝の集会今始まったみたいだね」「うん、ハソンはいる?」戸の外から「はい、おります」と聞こえてきて私は「入って」と言うとハソンが「失礼致します」と言い入って来る「ハソン、ヒク達はどこにいる?」「クァン様のご指示通り朝の集会が始まる前に今日の集会を欠席してクァン様のご指示を伝えました、」






「そう分かった、下がって」「はい」ハソンが下がると「エン、」「ん?」私は私はエンにヨン尚宮の罪を証明する為に必要な書物を耳打ちで教えて取ってきてもらう、医務室にいるとジンが、現れたそして王様の伝言を聞いて朝の集会私含めた全員の欠席を認めてもらえた




ジンが下がるそして調べがついた夕方部下のヒクから報告を受けた後「これでヨン尚宮の罪を摘発出来るありがとう、お疲れ」



「いえ、それより朝からずっとここにいらしゃっなのですか?」「うん、今ケインを一人にはしておけないからね、報告が以上ならもう下がって」「はい、大司憲様」ヒクが下がった後に丁度ケインが目をしまして「ケイン、目は覚めた?」「はい、」「お腹すかない、部下に頼んで市場で肉チヂミ、汁飯を買ってきただから食べて」



私はケインの体を起こしてスプーンを渡すとケインは汁飯を一口食べて涙を流す「!?ケイン、どうしたの?口に合わなかった?」「いえとても美味しいです」「なら良かった、私は今から王様に拝謁してくる、終わったらすぐに戻って来るから」「はい」ケインは返事をする私は微笑みケインの頭を優しく撫でる








そして丁度戻ってきたエンにケインのことを頼み私は医務室を出る大殿に向かったハン内官に「王様に拝謁をしたいので取次ください」「はい、」私は大殿に入る、私は王様に拝謁して「クァンよく来た座れ」「はい、王様」





敷物の上に正座して座ると「朝伝言聞いた時は驚いたぞ、王命でない限り一度も朝の集会に欠席したことないそなたが欠席するなんて余だけでなく他の官僚達、武官達まで皆驚いてた」「はい、王様に無礼なことをしてしまったと自覚しております、ですがどうしてもやらなければならないことがありましてそっちを優先しました」





「それで何があったのだ?」「王様、大変恐縮ですが今ここでお話することはできません、私が行ったことは政に関わります、今ここで王様にお話になれば法に反することになります」「そういえばそんな法があったな」「それについては明日朝の集会でご報告致します、今日は王様にご許可頂きたいことがございます」




「何だ?」「女官、ユ、ケインと私、イ、エン、私の護衛へ、ハソン、へ、ジンがは今日一日だけ王宮の医務室に泊まらせて頂きたいのです」「いいぞ許可する」「それからユン、ケインが医務室に間は私達以外の者の入ることを禁じて頂きたいのです」「それも許可する、ちょっと待て」そう言って紙を出して二つのことを許可すること書き玉璽を押した



「この書状を持っていけ、余が許可したことの証明となる」「お心遣いに感謝致します王様」私は書状を受け取ろうとすると手を離さない王様「王様?」「クァン、そなたの頼みを聞く代わり余の頼みを聞いてくれないか?」「私にでございますか?」




「あぁそなたにしか頼めないことだ久しぶりにそなたの手料理が食べたい、この頼みを聞いてくれ」「はい、喜んでお作りします」王様は書状から手を離すそして王様と夕食を作る約束をする大殿を出ると外にはハソン、ジンがいて「ジン、ヘ家に行って私とエンの着替えをオギに届けさせて」「……」何故か黙り込むジン




私はそのことを疑問に思ってるとハソンは「クァン様、もしやあの女官の為に今夜この王宮にお泊りになるおつもりですか?」「そのつもり、王様にご許可を頂いたから何か問題ある?」「まさか一晩中あの女官に付いてあの女官を守るおつもりですか?何故あって間もない女官の為にそこまで……」



「ケインは泣いてた、階段から落ちた時も医務室でも少女のように泣いてた、ケインの体あざだだらけなの、ケイン何も悪いことしてないのに理不尽な大人達のせいで辛い思いをして更には自ら命を絶とうとした」「「……」」「ケインの手首には何本刃物で切った傷があるの、ケインを苦しめただけではなく自害に追い込もうとした卑怯で、品がなくて冷酷な大人が私はどうしても許せない」





「「……」」「ジンよ」「はい、クァン様」「確かに私はケインに出会って間もない、ケインのこと全て知れた訳じゃない、仲を深めた訳でもない、なのに何で必死に助けるかって?そんなの決まってるじゃん、私は卑怯で弱い者を平気で踏みつけにする品のない罪人が大嫌いだから、」





「「……」」「それに罪人に嫌われるのが私の仕事のうちだよ、罪人嫌われてこそいい仕事をしたと思える、だってそれって罪のない人を守れたってことでしょ?いいことじゃない、ただそれだけの理由でケインを守ってるけど何か問題ある」「「いえございません」」「一応二人も泊まれるように王様に頼んでおいたけど帰りたければ帰ってもいいよ」「「いえお供します」」





私は微笑み「なら早く着替えて持ってきて、後それから手の空いてる遅番の軍事に医務室の警護を任せたいんだけど、ハソン、軍事長であるそなたが優秀な軍事を選んで出来れば五万人はほしい」「「……」」ハソンもジンも私を見て黙り込む「二人共どうしたの?私の顔見て黙り込んで、ハソン、ジン?」






「「!?はい?」」「はい?じゃなくて二人共私の話聞いてなかったでしょ?さっきから黙り込んで答えようとしないし」「「申し訳ざいません」」「そう思うならジンはへ家に私とエンの着替えを持ってくるようオギに伝えて」「はいクァン様」「ハソンは医務室を護衛する軍事五万人を選んで」「はいクァン様」








「二人共しっかりしてよ、何をボーとしてるの?」私は医務室に向かい歩き出すそして医務室の中にある入浴室で入浴してケインと私とエン三人で眠る何事もなく朝を無事迎える、そして朝の集会が始まるまでの間は医務室で王様にお渡しする為の上書を書きそして他の仕事もしていた「あの大司憲様」「どうしたの?ケイン」「あのお聞きしてもよろしいですか?」







「いいよ」「何故私のような者にここまでしてくださるのですか?」「ケインはもしかして私がケインより身分が高いからそんなこと聞くの?」「はい、私は大司憲様のように財力、権力もない貧しい貧しい民です、私など助けても大司憲様は何も得をなさいません、それなのに何故私のような者為にここまでしてくださるのですか?」







「ケインは私がケインに見返りを求める為に助けようとしてると思ってるの?」「はい」「ならこの場ではっきり言っておく、私はケインに何も見返りは、求めてない、これは私がやりたくて勝手にしてることだから、そんなに重く受け止めなくていい、だからケイン今は何も考えず怪我を治すことだけを考えて」私はケインの頭を優しく撫でる







そして朝の集会の時間になって私はエンと医務室を出る






























































































































































































































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