第28話「スケート対決、深まる疑問」

事件から三日た経った仕事が終わり七海さんの部下の方が車で迎えに来てくれて車で屋敷まで帰った。玄関に入ると「ただいま」「お帰りなさいませ主、お迎えに行けず申し訳ございません」「私なら大丈夫です七海さんが忙しいのは知ってますから」




私は用意されたスリッパを履こうと上がろうとした時「あっ!」段差につまずいてしまった「主!」私は七海さんが私の体を受け止めてくれた。すぐに離れて「主大丈夫でございますか?」「はい、ありがとうございます、」





「着替えてきます」私は用意してもらった部屋に向かう着替えをして外からのノックが聞こえてきて「どうぞ」と私が言うと「「失礼致します」」「あっ先程私を迎えに来てくれたお二人ですね」「光様をお側でお守りします花園六花です」「同じく氷山蓮です」「花園さんと氷山さんよろしくお願いします」私が礼すると二人も礼をした。





「私達はこれで失礼します」二人は部屋を出ていくスマホから音が聞こえてきてホーム画面を見ると「安藤また動画上げてる」私はその動画を見ると「伊原花?」私は再生する≪最後に何か言いたいことはある?≫






安藤の声が聞こえてから≪見守光、アンタって本当に変わってるよ自分の弟を殺そうとした相手の願いを叶えるなんてアンタのお陰で陸は無事に手術を受けることが出来たありがとう≫






「伊原花……」≪それに私はアンタのお陰で人を殺さずに済んだその事は本当に感謝をしているアンタは弟君と幸せにね≫そう言って微笑んだ。≪サービスタイム終了お別れの時間だ、黒岩殺せ≫≪はいお嬢≫数秒してすぐに伊原花の首が飛ぶ。







「!?」安藤が写って≪光今回は光が仕事をの頑張りを見て伊原陸君の首は取らないことにするよそれは今回だけ、次会った時は私を殺してね期待してるよ≫そう言い微笑んで動画は終わった「だからそんなに死にたいなら自殺しろって言ってるじゃんしつこい女」






そして次の日私はいつも通り七海さんに送られて出勤した。「おはようございます」「おはよう見守、」私は着替えに行こうと更衣室に行く。





ロッカーを開けようとした瞬間スマホが鳴って「ん?メール?」私は画面を開くと安藤のチャンネルから私宛に挑戦状が送られてきた。




「えっまたプレーヤー?今度は誰?」「フィギュアスケート対決に勝利して人質になってる見守周を救い出してくださいすでにゲームは始まってますってどうゆうこと?周誘拐されてる?完全にまずい佐藤さんに電話を」と思った時佐藤さんから電話がきた。






「佐藤さん、」私は電話に出る。「もしもし佐藤さん」≪光ちゃん大変なの周君が!……≫「知ってますプレーヤーに誘拐されたんですよね?挑戦状が来たので」≪えっそうなの?≫「はい取りあえず私は指定された場所に行きます失礼します」





電話を切り着替えた私はスケート場に行った。「どこだ?隠れてないで出てこい」「いらっしゃい見守さん」スケートリング場を見ると一人の女が現れた。「アンタか今度のプレーヤーは周はどこだ?」







「それは私に勝ったら教えてあげるよてかその前に滑ったことあるの?」「あぁアクション女優をしていてドラマの役で滑ったことある」「だったら早く着替えて準備した方がいいよ早くしないと弟君凍死しちゃうから」「着替えは持ってない」






「だと思って用意したよ更衣室に行ってみて衣装置いといたから」私は言われたまま更衣室に行く。そしてストレッチをしてから用意された衣装に着替えるフィギュアスケート靴を持って行く。私を見た女は「衣装似合ってるじゃん」「それはどうもそんなことより始めるて」





「始める前に自己紹介しておかないと私は……」「アンタのことなら知ってる雪島加代(二十二歳)プロフィギュアスケートで世界大会で金メダルを獲得した実力者」







「嬉しい、あの名女優と言われた見守光が私を知ってくれてるなんて」「でも何でこのゲームに参加したの?」「私は心臓の病にかかって引退しなきゃいけないでも私は続けたい、大好きなスケートをもっと滑っていたい」「残念だかその願いは叶わない」





「何ですかそんなことが言えるの?」「この勝負は私が必ず勝つからだ!これ以上の話は必要ない早く勝負を始めよう」私達は勝負をした、雪島が先に滑り三分間曲に合わせて技を次々と決めていく








〈さすが世界大会金メダリスト動きに全く無駄がなく華麗でまるで氷の上でダンスをしているようだった〉そして私の番がきて私も三分間曲に合わせてアクセル、ファリード、レイバックなど技を次々と決めていった踊りきった後に投票の結果私が勝った。






「私の勝ちだ周の場所を言え」笑い出す雪島対して「何がおかしい?」「教えてもいいけど無駄だと思うよ」「それはどうゆう意味だそれは……!?」私は予知が見えた。会場の外に置いたある冷凍車に何故か氷の中に居てそれを見つけた氷に触れ泣いている姿が見えた。






「周!!」私は急いで外に出て冷凍車に走って向かった。冷凍車の鍵をはずして中に入る「!?周……周!!」私は折りたたみ台車に凍った状態で乗せられた周を見つけ急いで外に出した。「何でこんな姿に……まさかあの女の能力?」






「光!」「光ちゃん!」めぐみと佐藤さん、白衣をを着た医者が十名ほど走ってく「めぐみ助けて周が!」周の姿を見ためぐみは「何これ一体どうなってるの?」佐藤さんが信じられないという顔で「周君が氷の中に……」「取りあえず診察する」私は周をめぐみに引き渡す。





周を診察しためぐみは黙り混む。「めぐみ?どうしたの?早く周を助けて」「……ごめん光周君はもう助からない」「体が全体が凍っててすでに命を落としてる、助ける手立てがない……」「そんな……」「光ちゃん……」「いや周は死なせない」





氷の中に居る周を手のひら合わせるように氷に触れ「大丈夫だよ周何度でも何度でも私が必ず守ってあげる」






私は立ち上がると「光ちゃん何する気?」私は微笑み佐藤さん達の前で舌を噛み切りリライトをした。目を覚ますと昨日の夜二十二時だった。「佐藤さんに連絡するしなきゃ」私はスマホを取り出し佐藤さんに連絡をしたそして今まで起きたことをあくまでも予知だと説明した。






「佐藤さん周は?今どこに居ます?」≪周君は今仕事でめぐみちゃんと京都に行ってるはずたよ≫「そうですか帰りは何時ですか?」≪明日の七時にはこっちに戻って来るって言ってたけど光ちゃん大丈夫?私に出来ることがあったら言って≫





「ありがとうございますでも大丈夫です私も警察官です、今回の件は自分でケリを着けます」≪分かった何かあったらすぐに連絡してね≫「はい失礼します」私は電話を切り今度はめぐみにかけた「もしもしめぐみ」≪もしもしどうしたの?慌てて何かあった?≫





「めぐみ佐藤さんから聞いたけど周と一緒に今京都に居るらしいじゃん今周はどうしてるの?」≪今仕事終わって車の中なんだけど周君なら隣で寝てるよ≫「明日こっちに帰って来るみたいだけどこっちで何かあるの?」≪特にそっちで仕事は無いけどそれがどうかしたの?≫






「無いなら明日もそっちに居て」≪えっどうして?≫「明日こっちに戻ってきたら周が凍死するから」≪えっそれ本当なの≫「うん予知で見た私の予知は百パーセント当たるそのことはめぐみがよく知ってるはずでしょ?」






≪話をまとめると周君が明日帰ったら何かの事件に巻き込まれる凍死するから帰るのを遅らせその事態を避けてほしいと言うこと?≫「そうゆうこと」≪OK分かった周君のことは私が必ず守るから安心して≫「うんありがとう何かあったら連絡するじゃあね」






私は電話を切った。「よしやるか」私はスーツに着替えて荷物を持った。するとノックが聞こえてきて「失礼致します」「どうぞ」見つけて七海さんが部屋に入ってきて「行き先も分からないのにどちらにお出掛けをなさるおつもりですか?」





「止めても無駄です私は何としても行かなければならないのです」「私は貴女様に仕える身ご命令とあれば犯罪に関わらないことならどんなことでも致します」「ならこれは主としての命令です私一人では不安なので一緒に来てください」「はい主」






私は七海さんと花園さん、氷山さんが一緒に来てくれた。私は七海さんに調べてもらった住所で雪島加代の家に行ったもちろん警察官として罪を置かした雪島を捕まえる為に私は家のインターホンを鳴らした。ドアが開き「あの私の家に何か用ですか?」






〈私を知らない人のように言う当然か時間が戻ったんだから〉私は警察手帳を見せて「警察です貴女を逮捕しに来ました」「!?警察が一体私に何の用ですか?」「とぼけるおつもりですか?ご自分が犯した罪はご自分が一番分かっているのでは?」と七海さんが言う。






「……私には何の事だかさっぱり」「これを見てもですか?」私は七海さんから渡された証拠の検査回答書を見せて「貴女が犯した罪は覚醒剤であるのアンフェタミンを使用したってことです」「どうしてそれを?」





「貴女の両親に頼んで貴女が飲んだ紙コップを回収して麻薬の唾液検査をしたんですその検査答書はコピーで本体は警察署薬物銃器対策課に届けましたので」七海さんが言った後に「もう言い逃れはできないってこと」私が言う。






「なるほどなら仕方ない」雪島は私には先が尖った氷を投げる「主!」私は七海さんに呼ばれ私を守るように抱き締めた七海さんの体には先の尖った氷が刺さる。「うっ!」七海さんが声をあげると「七海さん!」」と私が呼ぶ。






二人は私達の前に立つすると雪島が「ハハどうよ私の氷の切れ味はなかなかの物でしょう?私はここで終わるわけには行かないだって私は……」パーンと音が聞こえて「「!?」」雪島を見ると左胸が赤い円が出来てきて「雪島!」





私が呼ぶと同時に血を吐き倒れた。〈!?まさか謎のスナイパー?〉私は周りを見渡すと千メートル先の木の上に誰か人影の姿が見えた。「!?」〈あれが謎のスナイパーか?〉私が様子を伺ってるのにきず木の上から降りた。「待て!」私は走り出した。





「えっ主!」七海さんの声が後ろから聞こえるけど私は走り続けた私は自分の体の異変に気付く〈何でだろう?人の動きが止まって見えるそれにいつもより体か軽い〉そして五分で謎のスナイパーに追い付いた。「逃がさない」



私は謎のスナイパーに飛びいて一緒にコンクリートに転がるそして謎のスナイパーに馬乗りすると「アンタの一体誰だ?顔を隠すようにマスクなんか着けてアンタか手塚さん、美桜先生、雪島加代を射殺したのは?」「……」スナイパーは何も答えない





「まだ正体を隠す気か?良いだろう力ずくでマスク取ってやる」私は顔を被ったマスクを取ろうとするけどスナイパーは抵抗する。「抵抗するな、おとなしくしろ」マスクを取ろうとしてるといきなり体が吹き飛ばされて私は地面に転がる「!?」






スナイパーから離れた私は正面を吹っ飛ばされた方向を見ると黒岩が立っていた「黒岩!」スナイパーを立たせた後「仕事は終わったか?」とスナイパーに聞く。スナイパーは黒岩の言葉に頷く「では私達はこれで失礼します」「待て!!?」





私は急に体が動かなくなり私はその場に倒れる。黒いワゴン車が来て二人の前に止まり二人は乗って行った。「ま、待て……」私はそのまま気を失った。










































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