閑話2

 これは、蓮也くんとのいざこざがあった少し前、夏休みからの私のお話です。


 蓮也くんは実家へと帰っていきました。ものすごく寂しいですが、さすがにそんなことを言って蓮也くんを困らせてしまうわけにはいきません。それに、蓮也くんの傍には私のマスコットもあるので、実質傍にいるようなものなので問題はありません。

 蓮也くんがいないとはいっても、自分のご飯は準備しなければいけません。いつものスーパーへ行くと、がらがらとくじの箱を回す抽選会がやっていました。せっかく買い物をしたので、私も1度回してみます。


「……1等! 1等です!」

「……えっ?」


 当たってしまいました、温泉街の旅行券です。しかもペア旅行券です。私のような高校生がペアの旅行券を貰っても仕方ありません。


「すみません。当たってしまったのですが、行く相手もいませんので……」

「彼氏さんとかは? 可愛いからいるんじゃないの?」

「いえ、彼氏なんて……」


 彼氏、と言われて蓮也くんのことが思い浮かんでしまう自分に、少しだけ恥ずかしさを覚えます。確かに、彼氏になってもらうなら蓮也くん以外には考えられませんが、それでも勝手に脳内で蓮也くんを彼氏扱いするのはおこがましすぎます。


「好きな人でもいいじゃん。誘っちゃいなよ」

「いい……んでしょうか?」

「関係にもよるけど、君みたいな可愛らしい子に誘われて断るような子はいないでしょ」

「断られることはないと思いますが……」


 きっと優しい蓮也くんは、私が一緒に行きたいと言えば行ってくれます。でも、それが迷惑なのに、なんて可能性だってあります。それでもやっぱり蓮也くんと一緒に温泉にも行きたいですし……


「誘っちゃいなって」

「わかりました。誘います」






 それから、蓮也くんは予定よりも早く帰ってきてくれました。家族との時間も大切にして欲しいですが、やっぱり早く帰ってきてくれたので嬉しいです。

 ですが、もし断られてしまったら……と、そう思ってしまうとどうしても誘えません。かれこれ一週間が経ってしまいました。ですが、意を決して誘ってみることにしました。


「蓮也くん」

「どうした?」

「夏休みです」

「課題なら大方終わってるぞ?」

「そういうことでは…」

「どこ行く?」

「わかってるんじゃないですか……」


 蓮也くんはちょっぴり意地悪なところがあります。そんなところも好きですが。というか、蓮也くんを嫌う要素なんて探す方が難しいです。

 やっぱり温泉に誘うのは難易度が高いです。ということで、蓮也くんを誘導してみることにしました。


「蓮也くんが行きたいところです」

「どこでもいい」

「一番困る返答じゃないですか……」

「遥香は行きたいところとかないのか?」

「……無茶を言っても?」

「できる範囲なら」

「それはもう無茶とは言わないような……えっと、温泉に行きませんか?」

「……は?」


 計画通りです。優しい蓮也くんは行きたいところと話題を出せば、きっと私の行きたいところも聞いてくれます。なので、そこで温泉街の話題を切り出すのです。

 そんなこんなで、ちょっと戸惑いながらも蓮也くんは一緒に温泉に行ってくれることになりました。部屋にまでお風呂が付いているのは、少し困ってしまいますが。それはつまり、そういうことですよね。






 翌朝早くに私たちは電車に乗って温泉街の方へ来ました。私への視線を遮るように蓮也くんはときどき立つ位置を変えてくれたりして、優しいです。

 宿に着くと、受付の人の妙に温かい視線を受けながら部屋に案内されます。とても広くて、そして2人で同じ部屋に泊まるということをより意識してしまいます。

 時間もあるので、その辺をぶらぶらすることになりました。






 人の多さに圧倒されていると、蓮也くんから手を握ってくれました。ほんとはとっても恥ずかしいですが、それ以上に嬉しい気持ちの方が大きいので関係ありません。

 カップルが多すぎて、妙に恥ずかしくなってきて、私は蓮也くんの腕に抱きつきます。


「……遥香?」

「か、カップルの真似事です……多いので、ここ」

「ああ、確かに。いや、気にすることないだろ……」

「……ブレませんね」

「内心すげー焦ってるってこと、聞きたいか?」

「それならよかったです」

「なにがだよ」

「こっちの話ですよ」


 蓮也くんもドキドキさせられていたようで良かった、なんて言えません。

 しばらくそのままぶらついていると、蓮也くんがある露店を見ていました。アクセサリー…でしょうか。綺麗ですが、値段的に買うことはできません。どうやら口ぶり的に、蓮也くんも私に似合うと思ってくれているようです。


「すいません」

「れ、蓮也くん!?」

「これ買います」

「蓮也くん!?ㅤいりません!ㅤ大丈夫ですから!」

「黙ってろ」


 買った銀のネックレスを、蓮也くんは首に付けてくれます。が、近すぎて死んでしまいそうです。


「うん、似合ってる」

「ほ、ほんとに……?」

「当たり前だろ」

「ほんとのほんとですか?変じゃないですね?」

「変じゃないし、ほんとに似合ってる。可愛い」

「そ、それはこれがですよね!?」

「遥香が」

「うぅ……」


 ずるい。ずるいですよこの人は。なんで既に恥ずか死にそうなのに追い打ちをかけてくるんですか。それに、また宝物が増えることにもなりましたし。






 そうして、夜が来ます。当然、晩御飯を食べた後はお風呂です。順序が違う家庭もあるとは思いますけど。ちなみに、蓮也くんが「遥香の料理が食べたくなるな」なんていってくれたので、私はご機嫌です。


「その、蓮也くん」

「は、はい」

「なぜそんなに固まって……?」

「いや、まあちょっとな……そういえば、俺は人多いの苦手だから、客室の風呂使うけど……」

「……ちょっと待っててくださいね。少し、準備をします」

「えっ?」

「言わないと……伝わりませんか?」


 客室にお風呂が付いているのは、こういうことです。

 バスタオルをしっかり巻いて、先に入ってもらっている蓮也くんの元へ少しだけ急ぎます。内心、ドキドキしすぎて辛いのですが、誘ったのは私です。


「振り向かないでください」

「……わかった」

「そんな残念そうな声を出さないでくださいよ…心の準備がまだなんです」

「おう」


 深呼吸をして、息と心を落ち着かせます。バスタオルを巻いていても、裸は裸です。恥ずかしいものです。というか、恋人でもない私たちがこんなことをしていいのでしょうか、という初めに解決しておくべき問題が一瞬頭をよぎりましたが、今は考えないようにします。


「温泉に気持ちよく浸かってると、普段話せないようなことも話せるかと思って誘いましたが…まだ、無理です」

「言い難いことでも?」

「言い難い、ですね。いつかちゃんと言います」

「そっか。まあ、俺も遥香に言えてないことあるからさ。いつかちゃんと言う」


 私は傍に居てくれる蓮也くんに伝えなければいけない事が2つほどありますが、蓮也くんは一体なにを隠しているのでしょうか。気になりますが、言い難いことなら仕方ありません。それでも、どうしても気になることだけ聞いておかなければ。


「蓮也くんは私といて、楽しいですか?」

「急にどうした?」

「質問に答えてください」

「……そりゃ、楽しいよ。お前がいなきゃ、こんなに俺は笑えてないし、こんなにも毎日充実してない」

「そう……ですか。ふふっ、背中流しますね」

「お、おう……?」






 寝れません。むしろなぜこの人はすやすや寝れるのですか。これでも容姿はいいと思うのですが。

 私だけ眠れないというのも少しだけ悔しいです。ということで、布団から抜け出して蓮也くんに近づき、頬をぷにぷにとつついてみます。そんなはずはありませんが、蓮也くんに頬をつつかれた事があるような気がします。


「柔らかい……」


 自分の頬をつついてみますが、あまり変わりません。女子として負けた気分になります。やっぱり悔しいので、今度は頬同士を引っつけます。もちもちしていて気持ちいいです。

 ここまでして、私は我に返ります。


「なにやってるの私……」


 これ以上やってしまうと、もはや犯罪の域に入ってしまいそうなので大人しく布団に入って寝ることにしました。寝ることは出来ませんでしたが。






 帰った日の翌日、私はなにをする訳でもなくただ蓮也くんの部屋に遊びに行っていました。あくまで私はお世話係ではなく、友人ですので。

 ゲームをさせてもらっていると、悠月ちゃんからメッセージが来ていました。どうやら家を教えて欲しいそうですが、蓮也くんとの話し合いの元、隣だというのはバレないようにしよう、とのことでした。が、バレていました。


『ま、結城と恋人んなったときのこと考えると楽だね』

「まあ、天宮だけなら大丈夫……だと思いたい」

「そうですね……っ!?」

「ん?ㅤどうした?」

「な、なんでもないです!」


 なにを言ってるんですか悠月ちゃんは!ㅤ私なんかが蓮也くんと恋人になんて……失礼極まりないです!


「まあいいか」

「お、お昼ご飯作ってきます……」

「助かる」


 今日はなにかと思い入れのあるオムライスにさせてもらいました。初めて食べてもらったのもオムライスです。


「遥香って、優しいよな」

「急にどうしたんですか?」

「いや、いつも面倒なことしてもらってるのに、嫌な顔ひとつせずやってくれるだろ? 俺はご飯作ってもらったり、一緒にご飯食べれたりしてありがたいけど、遥香には別にメリットなんてないんだし」

「そんなことないですよ。私も蓮也くんとご飯食べるのは楽しいですし、なにより、美味しいって素直に言ってくれる人にご飯を作るのは楽しいです」

「そ、そっか……」


 蓮也くんはやっぱり壮大な勘違いをしています。私は優しくなんてありませんし、ご飯を作るのを面倒だと思ったこともありません。それは蓮也くんと仲良くなりたいだとか、好きな人に振り向いてほしいだとか少しずつ理由は変わっていますが、結局蓮也くんに見てほしいという下心からなのに。

 そうして出来上がったオムライスを蓮也くんは美味しいと言って食べてくれます。それは嬉しいんですが、今日のオムライスはそんなに美味しくない、というかしょっぱいです。分量を間違えてしまったのか、とても美味しいとは言えません。


「蓮也くん、ちょっとこっち食べてみてくれませんか?」

「いいけど」

「では、はい。あーん」

「えっ……」


 スプーンを蓮也くんに向けてみると、なにを考えたのか蓮也くんは固まってしまいました。食べられないほど酷い味ではないのですが……と思っていると、蓮也くんの顔は心做しか赤くなっています。



「どうしました?」

「い、いや……」

「食べてください」

「はい……」


 なぜ敬語なのかはわかりませんが、やっぱり蓮也くんもしょっぱいとの感想でした。なぜ私の方だけ味が違うのかはわかりませんが、失敗した方が私のでよかったです。

 一口、オムライスを口にして気が付きます。この今私の口の中にあるスプーンはさっき蓮也くんの口の中に入っていたものです。


「あ……あ……ぅ……」

「えっと……大丈夫か?」

「大丈夫じゃないです……蓮也くんと……か、間接……き、き、す……」


 そんな私の様子を見て蓮也くんは一気に冷静になっています。蓮也くんはもしかして、誰かとキスしたことがあるのでしょうか。気になることは増えるばかりです。






 なぜか部屋に来てしまった八神くんに、私たちの関係がすべてバレてしまいました。そんな事よりも、私はお昼のことが恥ずかしすぎます。

 私は蓮也くんの部屋で話が終わるのを待っていますが、お昼の失態を思い出して、勝手に蓮也くんの布団の中でばたばたと悶えます。


「つきみ……」


 やってしまいました。蓮也くんの布団で悶えてることが他人にバレてしまいました。いえ、そんな事よりも、聞きたいことがあったのです。


「……あの」

「はい……なんでございましょう月宮さん……」

「なんで敬語……?ㅤまあいいですよ。蓮也くんの誕生日はいつですか?」

「ん?ㅤああ、確か8月の30日だな。まだギリ夏休みだからパーティでもやろうかって話してたんだけど、月宮はどうする?」

「もちろんやりますよ。あの人はなんでそんな大事なことを今まで黙ってたんですか……全くもう……」






 プレゼントの用意は出来ましたし、悠月ちゃんと八神くんには私の部屋で待機してもらっています。もちろん、八神くんにはあまりうろうろしないよう伝えていますが。

 自分の誕生日を覚えていないのか、蓮也くんはいつも通りです。私はこんなにドキドキしてるのに。


「遥香、今日なんかあったか?」

「えっ!?ㅤい、いえ?ㅤ別に?ㅤなんでもありませんよ?」

「……ほんとうは?」

「何もないって言ってるじゃないですか!?」

「お、おう……ごめん……」

「あ、いえ……怒ってはいません。ごめんなさい」


 バレたかと思ったじゃないですか。

 悠月ちゃんたちとの事前の計画通りに、蓮也くんを連れ出します。今、蓮也くんには先に行っていてもらっている状況です。


「悠月ちゃん、八神くん」

「お、行ったか」

「はい。部屋の装飾はお願いしますね」

「あんさ、部屋の装飾ってちょっと子どもっぽくない?ㅤ遥香がやりたいって言うならいいんだけど……」

「……他人の誕生日を祝うのって、これが初めてなので」

「あー、うん。綺麗に装飾しとく」

「蓮也待たせてんなら、早く行った方がいいんじゃね?」

「そうですね」


 私の部屋に来たのは2人を呼ぶためと、ネックレスを取りに来たのです。学校では校則があって付けられませんが、今くらいは。蓮也くんと2人きりになるときくらいは、付けていても誰も文句は言わないでしょう。少しだけ気分が上がります。


「お待たせしました」

「どこ行く?」

「どこへでも」

「その回答は困るな」


 結局、公園周辺をぶらぶらすることにしました。


「……落ち着くな」

「そうですね。ですが……」

「ん?」


 ですが、蓮也くんの隣ならどこだって落ち着きますよ。


「なんだよ」

「え、えっと……その……れ、れんやくんの……」

「俺の?」

「や、やっぱりなんでもないです!ㅤ忘れてください!」

「えぇ……」


 その一言は、恥ずかしくて言えませんでした。

 恥ずかしくて唸っていると、蓮也くんに頭を撫でられました。なぜか、恥ずかしさよりももっとして欲しい、という欲求が先に出てしまい、しばらくそのまま頭を撫でてもらいました。悠月ちゃんから電話があったので、それもおしまいです。






「「誕生日おめでと」」


 当初の予定通り、家に入ると悠月ちゃんたちがクラッカーを鳴らします。蓮也くんが何事だと言わんばかりの表現で私に視線を移すので、私も持っていた小さめのクラッカーを鳴らします。


「あんたのことだから忘れてると思った。おめ」

「ほんとは迷ったんだけどなー俺らが入るかどうか」

「なんで?」

「だってよ、月宮と2人だけの方がいいだろ?」

「そんなことは……」


 2人の誕生日。そんな考えには至りませんでした。だって、蓮也くんには私よりも仲のいい八神くんは悠月ちゃんがいるんですから。なのに、蓮也くんは2人きりでもいいと言ってくれたのです。とても嬉しいですので、次何かを祝うときは2人で、なんてことを考えてしまいます。

 晩御飯を食べ、2人が蓮也くんにプレゼントを渡して帰ります。


「ふぅ……さて、私からのプレゼントは少し季節はずれですが、いいですか?」

「もらえるだけでも嬉しいから」

「……なら、どうぞ」


 手編みの手袋とマフラーです。2人が気持ちを値段で渡していた分、見劣りしてしまいます。

 それだというのに、蓮也くんは他の2人からプレゼントを受け取ったときと同じように、心做しか私にはそれ以上に喜んでくれたように見えます。そのまま私のことを見つめるのですから、居心地が悪くなってしまい、私はその場から逃げ去るのでした。






 その翌日、私たちは夏祭りに行くことになりました。


「ど、どうでしょうか……?」

「……」

「変……でしょうか?」

「変……」

「着替えてきます!」

「じゃない。変なわけない。すごく綺麗だ」

「……ほんとですか?」

「ほんとだ。まさか浴衣を来てくるとは思ってなかったから、驚いた」

「びっくりさせたいので、と言いましたが?」

「びっくりさせられた」

「それなら良かったです」


 そういいつつもあまり目を合わせてくれない蓮也くんは、ちょっと辛そうな顔をしたり顔を赤くしたりして大変そうです。

 手を繋いで、まずは射的屋に行きました。前の人がカップルだったので、少しだけ恥ずかしくなります。

 初めての射的、全く当たりません。というか、当たる気がしないのですが私が下手すぎるのでしょうか。すると蓮也くんは私に銃を貸してと言って、かっこよくうさぎのキーホルダーに命中させました。


「よし」

「……ずるいです」

「なにがだよ。慣れたらできるようになるってこんなの」

「そういう事じゃないです。ただ構えてるだけだったのにかっこいいとか、反則です」

「普通に構えてただけなんだけど…まあいいか。たまにはかっこつけさせろ」

「ずっとかっこいいから好きなのに……」


 蓮也くんに聞こえない程度の声で、ぼそりと呟きます。案の定聞こえていなかったようなので、良かったと思う反面、ここで私の気持ちをバラしてしまえば、蓮也くんはどうしてくれるのかなとも思いました。

 しばらくうろついていると、花火が上がり始める時間になります。かき氷を買って、雑木林を抜けて。下駄の私を気遣った蓮也くんは、私のことを抱っこしてくれました。それが私をためなのはわかっているのですが、恥ずかしいです。

 そして、今日こそ私は一歩踏み出します。


「かき氷のシロップって同じ味なんですよね」

「らしいな。まあでも、おいしいと思えるなら同じ味でも別に構わないだろ」

「それもそうですけど、少し気になります。蓮也くん、目を閉じてください」

「俺が試すのかよ」

「はい」


 蓮也くんは私の言葉に、素直に目を閉じてくれます。今です。口に口を重ねればキスです。そうすればきっと、さすがの蓮也くんだって私の気持ちに気付いてくれるはず。

 だと思って、キスをしようとしました。けれど、私は自分が思っていた以上に意気地無しだったようで、結局頬に口付けすることしか出来ませんでした。


「遥香?」

「ご、ごめんなさい! 目は開けてませんよね?」

「大丈夫、開けてない。どうした?」

「い、いえ……あ、あーん」


 ……この人は、たとえキスをしてもキスされたことにすら気付かなそうですね。

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