その発信があなたをつくる 【SNSで病まないために】
本日、私こういったツイートをしまして。
──人間って知らず自分の発信する言葉に縛られているので。たとえば所謂意識高いツイートって「コレ発信しちゃった以上、私はこういう自分でいなきゃ」という宣誓的意味合いが強いのですよ。「怠け癖対策5選!!」みたいな記事書いた日は流石に怠けるのためらうじゃないですか。そういうことですよ。
自分の言葉を一番聞いているのは、自分自身じゃないですか。
SNSをビジネス目的で利用している人はさておき、趣味でやっている人の大半はあのプラットフォームを自己表現及び自己形成の場として使っている。「私はこういう人間なのだ」とある意味ではフォロワー以上に、自分自身に向けてアピールしている。
SNS流行の一因って、この「リアクションしてもしてくれなくても構わない」状況にあると私は考えていて。
たとえばTwitterを例に話を進めますけど、あなたの普段しているツイートが常時特定の一人に宛てられたメッセージであると想像してみ? ジャック・ドーシーが「明日から送信先決まってるツイートしかしちゃいけません!」と云ったと想像してみ(ありえないけど)? これ読んでる人の十人中九人ブロック待ったなしでしょ。
さて、「わかりました! じゃあ、明日から有益ツイート発信しまくって意識高い自分、形成します!! イケイケドンドンな私、デビュー」みたく曲解されている方、もしかしたらいるかもわからんので。ここらで私が"縛られている"という言葉をチョイスした意図を伝えておきたく。
私、以前よりTwitter見る時間を減らしまして。
その理由のひとつに「副業つながりで知り合ったフォロワーの意識高いツイートぶっちゃけしんどい」というのがあるのです(ミュートしたら? と思ったそこなあなたにはあくまで理由のひとつに過ぎぬことを念押ししておく)。
自分がその手の発信をする分には構わんのですよ。"さじ加減"ができるから。ただ、他人の発信に対しては「ゴメンあなたの自己表現というか自己形成のテンションちょっと合わない」っていう感覚、どうしてもあるじゃないですか。
だから、好きでゴキゲンツイートする分にはまったく問題ないと思うのです。
ただ、ゴキゲンな自分見せなきゃというナゾ使命感から今日も今日とてゴキゲンツイート──みたいなのはマジで止めましょう。
一度SNSから距離をとるか、正直闇抱えているときは闇発信したっていいのですよ。あそこはいつだって「リアクションしてもしてくれなくても構わない」場で、あなたのそれに反応したい、してもいいよと思った人だけがするのですから。
さらに云えば、人間って弱みをオープンにしている方が強く見えるので。
心理学者のリチャード・ワイズマンの実験でも職業面接ではじめに自分の弱点を開示したグループの方が採用率高かったみたいな結果もありますし。「いや、別に私は強く見えなくてもいいよ」という人だってなめられるよかマシじゃないですか。弱みをさらけ出すうえで、そういうお守りがあるに越したことはない。
SNSに対して何かと批判的な私だけれど、扱い方さえ間違えなければ便利には違いないので。SNSの意外なメリットが気になるあなたは下記リンクからどうぞ。気にならなかったら別にいいです。
ではまたー。
下を見て強くなれるのも また人だからさ 『雨き声残響』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896176243/episodes/1177354054898359589
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