ファミ通文庫大賞について②

 ①ではついダラダラと思いのたけを打ちあけてしまったのですが、実はここからが本題です。

 応募している方はもちろん応募要項を熟読しているかと思いますが、このコンテスト、今まで私が目にしてきた新人賞とまるで違うんですよね。その点を以下に示します。


1.応募受付期間終了時点までに本文が8こと。

2.文字数にかかわらず、10となります。

3.あらすじ部分、もしくは第一話に400~800字前後の10を記載してください。

4.応募受付期間中にが、応募受付期間終了後に作品を更新した場合、当該更新内容は選考対象外となります。


 この要項を私なりに解釈したのが以下の内容となります。

1.本一冊分のボリュームは確保してほしい

2.大長編の場合全部は読まないけど、10万文字前後までで面白そうなら受賞させる。※続編云々の話は捕らぬ狸の皮算用ってやつなので省きます

3.だから、完結していなくてもいい


 解釈もなにもそのままなような気がしますが、このコンテストに応募した人の多くは私と同じような事情があったのではないかと推測します。


「一般の新人賞のような文字数では、どうあっても完結させることができない」


 ただ、ネット上のいろんな方の書き込みを目にすると、以下のような理由もあるそうです。


「受賞したあかつきには、連載物として出版したい」


 私の場合、できることなら完結させたいんですよ。話の終わりまで構想は出来てるのですが、だからこそ文字数が足りないことがよくわかるんですね、、、。文字数が少なく、かつ面白いのであれば何も言うことがありません。連載もなにも、まず受賞しなければ始まらないので、その後のことは妄想はしても本気で考えたことはありません。


 何が言いたいのかというと、「物語が完結するまではかなりの文字数を要するが、このコンテストでの受賞を目指すなら、10万文字前後で認めてもらう必要がある」ということなんですね。


 つい昨日、私の作品が10万文字を超えました。初めて新人賞に挑む私としては感無量だったのですが、まだまだ終わりではない、ということを突きつけられているんですね。

 つまり、これから〆切までの間、長く険しい推敲(構成の再検討含む)期間に突入するわけです。場合によっては全場面削除、それに伴い他のエピソードも大きな修正余儀なくされる、ということもありえます。


 まだ第一稿を書き上げた(あと少し残っていますが)だけなので、正直至らない点は多々あります(私の未熟な作品を読んでくれた方、フォロワーの方には感謝の思いしかありません。本当にありがとうございます)。


「10万文字前後まででいかにおもしろく魅せるか」それが最後の大きな課題、ですね。


 おかげで頭の中がすっきりまとまったような気がします。この文章を読んでくれた方、一時の気分転換あるいは少しばかりのヒントにしていただければ幸いです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る