舌が捥がれる
一方その頃、 村では鶴帝国が押していた。
闇のスシブレーダー達は村の入口でバリケードを張っていたが
剣聖達の決死の特攻で鶴帝国八十八剣聖序列五十三位『モーニングスター』のコーラー
序列五十二位『大戦斧』のマーズの二名を犠牲にするもバリケードを突破し村の中に侵入した。
「ぐは!!」
「ぎゃ!!」
スシブレーダー達が次々と倒される、 幾ら海の荒くれ者でも
戦闘の本職には分が悪い。
遠距離からスシブレードで攻撃するも村に来た剣聖達は遠距離攻撃が得意なので
距離のアドバンテージがまるで稼げないのだった。
「旦那!!」
「情けねぇ声出すなよ!! うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
マンテルが前に出てマグロ大盛りを繰り出した。
次々と繰り出されるマグロの切り身に帝国陸軍兵士を撃破する。
「旦那!! 前に出過ぎちゃ駄目だ!!」
「旦那を死なせるな!! 男衆来い!!」
タスケンとミゼルがサンドイッチ寿司とイカ墨スパゲッティを射出する。
「あの男が大将の様だ!! あの男を狙えええええええええええ!!」
「うおおおおおおおおおおおおお!!」
毒矢、 バトル・フック、 火炎瓶、 チャクラム等、 様々な武器がマンテルに襲い掛かる。
慌てて逃げるマンテル、 剣聖達は彼を分断させるつもりなのだ。
「旦那!! 俺達が行くまで逃げてくれえええええ!!」
絶叫するタスケン、 しかし剣聖達は強い、 万事休すか。
一方で後方で待機している序列六十六位『兜』のオフィー、 序列五十四位『人形』のカズダン
そして数名の陸軍兵士。
「何故俺達は後方待機何だ?」
カズダンが聖剣『人形』の頭を撫でながらオフィーに尋ねる。
「全員で行く事も有るまいよ、 後方で何かが有った時に対応出来る様にしないと」
「それもそうか・・・うん?」
早馬に乗って伝令がやって来た。
「如何した?」
「はぁ・・・はぁ・・・国境沿いのシャリ王国軍との戦闘で当方大敗北!!」
「「!?」」
驚愕に目を開くオフィーとカズダン。
「八十八剣聖序列八十二位『ナイフ』のソーラ
序列七十五位『鎖』のニカナス、 序列七十四位『布』のタスーが敵に寝返り
当方の軍は総崩れ!! 戦闘に参加した剣聖で健在なのは序列四十二位『鋏』のマオタ
序列三十五位『分銅棒』のヴィン、 序列三十四位『多節棍』のサラマンダー
序列三十三位『メイス』のツイ、 序列三十二位『フレイル』のジェイスの五名!!」
「ば、 馬鹿な・・・ティプラーとティプリーは!? 帝国騎士団と帝国魔術師団は!?」
「両名戦死!! 帝国騎士団と帝国魔術師団も大打撃!!」
「・・・・・」
言葉を失う二人だった。
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