空に明星が輝いた

「さて・・・残りは2人、 いや3人か?」


飛んで来るカラースプレースシを聖霊で防御するヴォルフガング。


「ちぃ!!」


カラースプレーが舌打ちをする。


「「痴女か・・・」」

「誰が痴女よ!! 御洒落よ!!」

「・・・・・カラースプレーか・・・」

「早速だけど私の攻撃が防がれたって事は相当早いよ!! どうする!?」

「戦うだけだああああああああ!!」


七つのスシブレードがダーク・イタマエとヴォルフガングを襲う!!

しかし容易く回避した!! そこに7本の剣を持ったかたじん・ゐおんが突っ込んで来る!!


「何だこの化物は!!」

「貴方の聖霊とどっこいどっこいだ、 ここは任せて貰おう

寿司の呼吸・握りのネタ・握り拳!!」


回転しながらの拳がかたじん・ゐおんに突き刺さり吹き飛ばされる!!

しかし14の脚で地面にブレーキをかけて耐えた!!


「まだまだぁ!!」

「そうかならば寿司の呼吸」

「こっちを忘れてるなよ!!」


コンビーフが次々と打ち出される!!


「話にならないな、 寿司の呼吸・回転ネタ・我廻!!」


片手に包丁を持って高速回転を始めるダーク・イタマエ!!

かたじん・ゐおんにダメージを与えるとともに自分の身を守った!!


「ぐぅううう!!」

「ゐおん!!」

「だ、 だいじょうぶだぁ・・・この程度ならば・・・」

「ならばこうしよう」


ヴォルフガングがかたじん・ゐおんの頭部を思い切り聖霊で殴りつけた!!


「ぐううううううううううう!!」

「7つも頭が有るからな次々と殴ろう」

「ぐわあああああああああああああああ!!」


かたじん・ゐおんは膝をついた。


「よし、 終わりと」

「ま、 まだだ・・・」

「・・・」


ヴォルフガングは聖霊のアッパーでかたじん・ゐおんを吹き飛ばした。

ずどんと大きな音がした。


「気絶程度か、 まぁ良いか、 さっさと終わらせよう」

「くっ・・・舐めるな!!」

「その通りよ!!」


ミーアが兵達を引き連れてやって来た!!


「・・・・・ふーん・・・」

「何よ、 その顔は」

「君が持って来たそれ、 役に立つと思うの?」


ミーアが持って来た物、 それはバリスタである。

据え置き式の大型弩砲、 威力は有る、 しかし小回りが利かない。

スシブレーダーにとって時間稼ぎが出来れば良い所である。


「役に立つさ」

「ふん、 無駄な事を・・・」


そう言いながらバリスタは吐き出す矢の雨に飛び込むヴォルフガング。

無論聖霊で全ての矢を弾き飛ばしている、 圧倒的なスピードである。


「如何した? 肩慣らしにもならないぞ?」

「っ!!」


ミーア達は尚も矢を放ち続けた

飽きたのかヴォルフガングは聖霊でバリスタを次々と破壊して回った。

最後の一個を破壊した所で一息付いた。


「さてと、 では次は何だ?」

「・・・・・」


苦々しい顔をするミーナ。


「終わりならば・・・」

「まだ終わりじゃ無いさ!!」

「?」


空に明星が輝いた。

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