フレアオクトパスの炎球

ジューンの部下のスシブレーダー達とフレアオクトパスの戦いが始まった。


「しかしあのおもらし野郎、 部下を中々多くそろえて来たな・・・面倒だ」

「何ッ!?」


フレアオクトパスはスシブレードを取り出した。

タコの唐揚げである、 それを箸で掴んだ。


「来い!!」

「・・・・・」


そして・・・更にもう一対の箸でタコの唐揚げを掴んだ!!


「な、 何ィ!?」

「何の真似だ!?」


タコの唐揚げは高速回転を始めた!!

闇のパワーである!!

そしてタコの唐揚げが発火を始めた!!


「な、 何だ!?」


摩擦熱による高温が唐揚げに含まれる油分に着火したのである!!

そしてフレアオクトパスは飛び上がりタコの唐揚げを船に目掛けて打ち出した!!


「う、 うわあああああああああああああああああ!!」


タコの唐揚げは超高温の火の球となり船を襲った!!

そして大爆発を起こし船は炎上した!!


「ふん、 この程度か」


フレアオクトパスの攻撃力は極めて高いが高さ故に街中では戦えなかった

しかしこの場でならばフレアオクトパスの戦い方は極めて有利に働く!!


「さてと負けた奴が居ないか確認するか」


フレアオクトパスは首を鳴らして他の船の元に向かった。





ノスタルジーとゾーバ、グリードの戦いは膠着状態に陥った。


「くっ・・・如何しろって言うんだ・・・」


ノスタルジーのスシブレード、 メロンシャーベットの冷気で

氷の繭、 卵、 兎に角氷で覆いを作ってガードをしている。

グリードのワサビジュピターを射出したら凍り付いてくっついてしまった。

攻撃はして来ないが攻撃も出来ない状況である。


「まさに膠着状態か・・・」

「そうっすね・・・如何しますか?」

「・・・・・あの爺さんの眼を見たか?」

「いえ?」

「あの眼は唯者じゃない・・・

恐らくあの氷の中から様子を伺い隙が出来るのを待っているんだろう」

「なるほど・・・」


正解である、 ノスタルジーの戦術は待ち、 闇の力で増した冷気で

氷を造り出して相手の攻撃を防ぎ、 相手の隙を伺い突く!!

そう言う戦術である。


「ただ黙っている訳には行かねぇ・・・伏せろ!!」


ゾーバは体を俯せに慌ててグリードもそれに倣った!!

すると頭上に火の球だ!!

フレアオクトパスの攻撃だ!!


「新手か!!」

「如何しますか!?」

「逃げる訳にもいかん!! 何とかして時間を稼げ!!」

「如何やって!?」

「・・・爺さんを盾にしろ!!」


画してゾーバとグリードはノスタルジーとフレアオクトパスのタッグに

翻弄される事になったのだった。

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