マッチメイク

「ヘカトンケイルは逝ったか」


オーモリが呟いた。


「の様ですな、 流石に爆弾と炎で焼かれてはスシの暗黒卿と言えども・・・」


フレアオクトパスがそこまで言って口を押える。


「失言でした」

「ふん、 気にするな、 ここからが本番だ!! ノスタルジー!!」

「へーい」


ノスタルジーがメロンシャーベットを射出した!!

たちどころに海は凍り付いた!!


「これで歩いて敵の元に行く事もスシブレードを射出する事も可能ですな」

「良し来た!! 行」


オーモリはそこまで言いかけて絶句した。

周囲の船がジャイアント寿司を取り出したのだ!!

包囲されかかっていたオーモリ達!!


「面白れぇ!! でけぇだけの寿司なんぞ何するものぞ!!

お前等根性見せろおおおおおお!!」

「応ッ!!」


船から飛び降りるオーモリとスシトルーパー5人。

船はジャイアント寿司で木っ端微塵になった!!


「それぞれ船を打っ壊せ!!」

「いいんすか!? 各個撃破されるッスよ!?」

「いいんだよ!! 全力出して同士討ちになるかもしれねぇだろうか!!」


画してオーモリとスシトルーパー5人はそれぞれ別れる事になった。




ファントム・シェルが乗った船には大勢の船乗りが乗っていた。


「うん? 巻き添えを食った民間船・・・と言う訳じゃ無いな?」

「あぁ!! この機会だ!! 俺達はダークネスシ帝国に反対しているんだ!!」

「幾らスシブレーダーとは言えこの人数は相手に出来ないだろう!!」

「・・・・・」


ファントム・シェルはロコ貝のスシブレードを複数いっぺんに射出した。


「ぐば!?」

「ぎゃ!?」


常人ならばこの程度で充分である。


「・・・スシブレーダーも乗っていたか」

「あぁ」


ハウが船乗りの後ろから現れた。







続いてシースネークが乗船しようと氷上を走っていた!!

しかし地面の氷がひび割れた!!


「む・・・イクラ狙撃野郎か・・・あの船に乗っているのか? 面白い!!」


シースネークが船に向かって進み始めた!!





レッドが辿り着いた船にはシャルとラルフの二人のスシブレーダーが居た。


「二対一か・・・」

「卑怯とは言うまいね?」

「構わん、 こちらも二刀流で行こう」


二個のスシブレードを構えるレッド。


「赤身・・・マグロか?」

「くくく・・・どうだろうな」





フレアオクトパスが来た船には大勢のスシブレーダー達が居た。


「ジューンの敵討ちだ!! 行くぞ!!」

「あのおもらし野郎の手下か・・・面白いやってやろう」





ノスタルジーが乗った船にはゾーバとグリードが乗っていた。


「爺さんか・・・俺も若くないが相当歳言っているな」

「若い者には負けんよ」





そしてバルドが乗った船に乗るのはダースシ・オーモリ。


「さぁ始めようか!!」

「行くぞ!!」

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