再会

バルド達が町から離れて2時間後、 追手がやって来た。


「おいおい、 何だアレは!?」


バルド達は馬に乗って逃げている、 2時間も有れば街からかなり離れられる。

にも拘わらず追い付かれた。

麻薬入りツナロールの効果である、 身体能力が向上

いや町の人々の身体能力のリミッターを解除して無理矢理追跡をしているのだ。

町の人々は足が圧し折れても全力疾走する。

足が無くなれば腕を使って逆立ちでやって来る、 腕も無くなれば転がって来るのだ

何と言う悍ましさ!!


「何らかの方法で操られている様だな・・・」

「如何する?」

「逃げても無駄だろう、 ここは戦おう」


スシブレーダーと言えどもこの数は多勢に無勢、 万事休すか・・・


「・・・・・分かった、 やろう」


各々スシブレードを構えた、 先程破壊されたゴハンとグレンも

バルドにスシを握って貰ったので問題は無い。


「「「「「3, 2, 1, へいらっしゃい!!」」」」」


それぞれスシが射出される、 スシブレードと強化されたとは言え普通の人間

スシブレードに軍配が上がるが何とか襲い掛かる人々を制圧できるが数が足りない。


「くっ・・・数が多過ぎる!!」

「万事休すか・・・」

「諦めちゃ駄目だよ!!」

「まだまだ絶望には程遠い!!」


バルドが諦めかけたその時、 蹄の音が聞こえた。


「何だ・・・?」

「敵の増援か!?」


バルド達が振り返るとそこに居たのは。


「バルド!! 無事なの!?」


レジスタンス達を率いたレーア伯爵令嬢達だった!!


「お嬢様!! ご無事でしたか!!」

「ええ!! ここは私達に任せて!!

相手は洗脳されているみたいだけどもこちらには武器が有る!!」

「武器?」


レーアは物体を取り出した。

我々からすればそれは自動小銃の様な物だったがバルド達には理解不能な物として見えている。


そして町の人々に向けて射撃を開始した、 ぱららと街の人々に銃弾を撃ち込み。

何とか攻撃を押さえる事に成功した。


「それは・・・」

「生きている銃と呼ばれる道具・・・らしいよ、 良く分からないけどね」

「生きている銃? 死んでいる銃もあるんですか?」

「分からないけど・・・そんな事よりも一旦逃げよう!! 知らせたい事が有るんだ!!」

「知らせたい事? それは一体・・・」

「ハッキリ言って魔王以上の人類最大のピンチかもしれないんだ!!」


切羽詰まったレーアの状況を見て、 危険を察知するバルド。


「・・・一旦ここから離れましょう」

「そうね!!」


画してバルド達はレーア達と合流してその場から離れたのだった。


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登場したSCP

SCP-127 - 生きている銃

http://scp-jp.wikidot.com/scp-127

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