閉店
地下を探索するバルド達。
やはりここは単なる食材貯蔵庫だったようで重要な物は何も無かった。
「・・・・・彼等を弔おう」
「そうだな」
彼等とは吊り下げられている孤児達の事である。
「・・・・・ん?」
「如何したのグレンさん」
バルドがグレンに声をかける。
「いや、 なんだか・・・変な感じ・・・」
「変?」
「うーん、 なんだろう・・・隅の方が・・・」
「うん?」
隅を見るバルド、 空間が歪んでいる。
「何だアレは・・・」
空間の歪みがどんどん広がっていく!!
何事!? その理由をバルド達は知る由も無いが読者諸賢には説明しよう!!
この地下空間と店はダースシ・セキユーの次元間スシフィールドの応用によって造りだされた物!!
だからこそ自由自在を各地を移動できたのだ!!
ダースシ・セキユーが居なくなった今!! 維持出来ずに次元の狭間に飲み込まれる運命!!
「何だかやべぇ!! 逃げるぞ!!」
危険を逸早く察知し、 ネビットを背負うゴハン。
「分かった!! サイ!! 立てる!?」
「え、 えぇ、 回復した」
聖女の娘なのか回復力が高いサイ。
バルドも即座に梯子に手をかけて上に登った!!
バルド達は上に登る!!
「う、 うぅ・・・・・うわ!? な、なんだぁ!?」
コーネリアスは歪みに飲まれかかった所で目が覚めた!!
「何で・・・何でこんな事にいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
絶叫するコーネリアスだった、 彼に合掌しよう。
一方その頃、 上で待機しているハウ達も異常に気が付き始めた。
店が歪み始めたのだ!!
「い、 一体何が!?」
「どうするのよ!! 隊長達は未だ中よ!?」
「くっ・・・・・」
カンカン!! と梯子を上る音が聞こえる!!
「この音は・・・」
「ハウさん!! エミリーさん!! 逃げますよ!!」
バルド達が地下から上がって来たのだ!!
「分かった!!」
「直ぐに逃げよう!!」
出口に走り逃げる面々!!
一方その頃、 外で見張っているソルジャースシ達は混迷の極みに居た!!
「店がぐにゃぐにゃになっているぞ!? 一体何が起こっている!?」
「と、 とりあえず報告に行こう!! これは俺達の手に負える事態じゃねぇ!!」
「待て!! 中から誰かが出て来るぞ!!」
店から出てくるバルト達、 バルド達が店から出て来ると同時に店がぐにゃぐにゃと
次元の彼方へ消滅したのだった!!
「き、 消えた!?」
「ま、 まさかスシの暗黒卿が倒されたって事か!?」
「マジか・・・」
呆然とするソルジャースシ。
「す、 すぐさまインフレーション様に報告を・・・」
「う、 うわぁ!!」
「如何した!?」
「連中がこっち来たぁ!!」
バルド達はソルジャースシ達の所に向かって行った。
「Oh・・・」
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