第33話 常陸領の若旦那 (真太郎side)
もちろん16歳になったら免許を取ってバイクに乗るつもりだ。
次期領主の
もちろん地元のファッションを愛する
都市型ヤンキーに対抗心のある領民も
実は
領民に愛される
ヤンキーの特徴といえば「地元をこよなく愛する」だ。常陸領のヤンキーたちも地元が大好きで、地元の祭は年に一度のハレの日で、ヤンキーと地元の祭の相性はバツグンだ。
かつては親に迷惑をかけた不良グループも、地元の祭りでは面倒見の良い兄貴や姉さんになる。
そしてヤンキーはラブコメなヤンキー漫画も大好きだ。ヤンキー漫画には必ずヒロインが登場するのだ。
なので
そんな
「坊ちゃん!うちの屋台に寄ってってよ」
「うちのカキ氷をどうぞ!」
「
金髪のお姉さんや金ネックレスのお兄さん達に声を掛けられて真っ直ぐ進めないほどだ。
「ありがとう、このカキ氷は盛りが凄いね」
「年に一度の祭だからな!」
自慢げな屋台のおっさん。
「
マンゴーシロップのカキ氷をすくって
「甘くて美味しい!」
「良かったな」
大勢の領民に囲まれているのに2人の世界だ。
「
誰かがそんなことを言い出せば、そうだそうだと盛り上がる。
「ありがとう。でも
「学園を卒業してからになるだろうな」
2人が当然のことと受け止めているのも微笑ましい。
桜子やヒロよりも1日早く
大柄で日に焼けた
うちの坊ちゃんも坊ちゃんの嫁(仮)も可愛いと領民は大喜びだった。
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