性別の必然
こんにちは、このはりとです。
物語を磨き上げるとき、わたしは必ず「嫌な読者」になって自身が書いたものを何度も読み直します。言葉・表現の正誤から設定・伏線の不備まで、ツッコミどころさがしです。
いま書きかけの物語で、初めてこんなツッコミがきました。『その役、その性別でないといけませんか?』と。そう指摘したのは自分自身なのですが、これにはまいりました。描きたいもの、という点で性別はゆずれないのですが、「必然を見出せるかと問われれば、確かにそうかもしれない」と、納得できてしまったのです。
大衆娯楽には、男装・女装と、逆の性別を演じるからこそ面白い、を表現したものがありますね。ですが、わたしの物語はそういった類でなく、性別はそのままの配役です。予想もしなかったこの難所、もうひとりのわたしをはたして頷かせることができるのか、想像力を使って勝負です。勝っても負けても、物語には何かしらよい作用があるのでは、と、実のところやや楽観視していますが。他の誰でもない、自身の物語ですので。
つづく
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