メッセージ性
こんにちは、このはりとです。
メッセージ性の強い作品を読むと、作家さんの思いが伝わってきて、心が動かされます。物語としてのかたちを崩さず、伝えるべきを伝える。それができる技量には感服するばかりです。
しかし、これが自身のこととなると、ほど遠い話になります。わたしの場合、メッセージ性でなく「メッセージ」になってしまうんですね。言いたいことをそのまま口にする、と。こうなると、登場人物は虚構の世界の住人にはなれず、わたしのメッセージを伝えるだけの、ただの操り人形になります。そんなものは自分自身が見たくもない、と、わたしの物語には、意識して現実世界へ向けたメッセージを込めていません。登場人物たちが、何をして、何を思うのか、それだけを楽しめるような娯楽としての仕上がりを目指しています。
ですが、いま書きかけの物語から、ふと、ダイレクトなメッセージではなく、それとなく「これが伝えたいのかな?」と感じる場面がありました。ひょっとすると、ほんの少しだけ、メッセージ性を込めた表現ができたのかもしれません。
つづく
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