カマキリは 共食いしても 当たり前
「カマキリは 共食いしても 当たり前」
だってカマキリだもの。
秋の俳句を作ってみた。
小さい頃、カマキリを3匹つかまえて虫カゴに入れたら悲しい結末を迎えてしまった。カマキリを虫カゴに2匹以上入れてはいけない。
この間カマキリが葉っぱに溜まった水を飲む様子を見て、「カマキリって動くものにだけ反応するんじゃなくて、ちゃんとまわりを見ているんだ!」と感動した。カマキリにしてみれば「そのくらいできるわ。失礼な」という感じだろう。
あれっ、でもちゃんとまわりを見ているならなんで共食いするのか?
それはカマキリの辞書に「共食いしてはいけない」という言葉はないからだ。……たぶん。
人間が植動物を食べることは基本的に罪と呼ばないし、時々それについて考えることはあっても、常に罪として後ろめたく思っている人はあんまりいないだろう。食べるのは当たり前、ちゃんと感謝している、あるいは生き物を食べていることをあんまり自覚していない。自分は罪のない善良な人間だと思っている人もいるだろう。
人殺しは罪。同種を殺してはいけないことになっている。おかげで毎日安心だ。
それまで紆余曲折あったのだろう。昔はきっと戦だらけだもんなぁ。
でも……「生き物のことは食べて当然」「美味しそう」とよく表現されるのに、人殺しだけ「命の重みを無視した大罪。地獄に堕ちる。人の気持ちを考えていない。極悪非道」と言われるのも不思議といえば不思議である。
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