半醒半睡
うつらうつらと
眠っては
またボンヤリと目を開ける
少しずつ水を飲んで
今、何時頃かなと思う
薄暗いのは
曇っているせいか
日が暮れてきたせいか
時計の針は
ボヤけて見えない
頼りない意識の境目で
わたしは素足であの森を歩いている
ひんやりとした空気は心地よくて
身体に溜まっていた重たげな熱を
すっきりと流してくれる気がするのだ
立ち止まって踏みしめて
足の裏に土の感触を感じたら
あとはしっかりと目を開けよう
それでもきっとまだ迷いはしようけれど
少しずつ水を飲んで
ゆっくりとまた不格好でもいいから
わたしの日常に戻らなくては
戻らなくては
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます