421球目 絶対に負けられない(監督と顧問の決意)
「ここにおられたんですね。
「何かあったんですか?」
「あっ、いや、そのぉ、
「そうですねぇ。料理のレパートリーを増やすためですかね」
「りょ、料理?」
「ええ。
「は、はぁ、料理ですか。さすが家庭科の先生」
「フフン。でも、私1人だと生徒が緩みまくりやから、
「い、いやぁ、大したことじゃありませんよ」
彼は
「明日はあの子達がベストを尽くせるよう、采配しなくっちゃ」
「私は微力ながら、先生をお助けしますよ」
2人が見つめ合った途端、言葉を失う。辺りは夕暮れから夜に染まって行く。今まさに“大人”の青春の1ページがめくられようとしていた。
(続く)
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