412球目 データ野球は容赦ない
ポートタウンの先頭打者・
「ンゴオオオオオ!」
声の割りに140キロ前半しか出ないが、角度のついたボールは打ちにくい。代打の
次の
3球目は低めのストレート。これをピッチャー正面へバントしてきた。まさかのツーストライクからのバントで、長い左手がボールとじゃれて、
「ライト、ライト!」
打球はライト線を抜ける2ベースヒットになる。2人のランナーが還って同点になった。
その後、バントヒットや四死球や2ベースヒットが出て、ポートタウンは一挙6点を入れた。
「ポートタウンのバッターは、右バッターはアウトコース、左バッターはインコースをパワフルにファールかヒットしてきました。それを嫌がったバッテリーはアン
「ハァ、やらしいチームだなぁ」
正直言って、何も考えずに振り回すパワー馬鹿の方がありがたい。チーム全員が
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます