221球目 犬も歩けばバットに当たらない
この回を0点に抑えれば、次の攻撃で
大量の汗を左腕でぬぎ、
ここまでの
「ストラーイクッ!」
次も外のストレート。俺が投球モーションに入ると、
「ワオオオン!」
叩きつけた打球は
「セーフ!」
ノーアウトのランナーが出てしまった……。
「クラヨシでゲッツーを捕りますブハ―」
「おう、任せフガ―」
あー、暑すぎる。さっさとチェンジして、ベンチの日陰に入りたい。
意識は低めに全集中! 低め、低め、低め、あっ、汗でボールが……。
高めに浮いた棒球を
マズい、この回3点入ったら、コールドゲーム寸前の6点差になっちまう。誰か捕ってくれー!
(続く)
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