21球目 草刈りはしたくない
「君達、遅いやないかぁ! 先輩より早く来ないと」
「悪いなぁ。俺様が
「ったく。えっ、
「先輩達、ありがとうございます。それじゃ、皆で草刈りしよ」
「OK。クリーンなグラウンドをオープンしましょう」
グラウンドの草刈りで夕方までかかり、
と期待したが、
時刻は3時半。他の部活はまだまだ活発な頃だ。
「ハァー、疲れたぁ。あたい、もう動けへん」
「子猫ちゃんは、ほとんど寝てたやろ。少しは
当の
る。近寄ったらダメなやつだ。
「ミス・ツトー、少しパソコン研究会に行ってきます」
「うん、行ってらっしゃーい。よし。そろそろ、あたし達も探しに行こか」
「
「うーんとね。やっぱ、狙い目は1人で活動している部活かな。野球部入ってワイワイやろと言ったら、食いついてくると思うから」
「そんな部活あるのか?」
「あるで。軽音楽部が1人だけやったはず」
「じゃあ、そこに行こか、
俺は「おう」と答えて、彼女と一緒に歩き始める。最初は嫌だった野球部員集めも、何か
(水宮入部まであと4人)
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