書くのも読むのも 創作初心者なので次回作が出るかはわからないです
これぞ純文学、といった感じでした。まさに小説です。吉本ばななを思わせるような豊かな表現力を感じました。個人的に好きなタイプの文章です。ファンになりそう。
温度とか、湿度とか、明るさとか、風とか、光とか。静けさや賑やかさ、匂いまで。そういったものが伝わって来る作品にはなかなか出会えない。これを読めたのは運がいい。
男と女、一度交わり一度離れてまた交わってまた離れて。遺伝子の二重螺旋のごとき連なりを結びつけるのは、惰性か打算か。 必然本作。
この物語に描かれるのは喜びではない。悲しみでもない。だけど感情が揺れる。笑うときにも泣くときにも震える、根っこのほうの感情なのではないかな、と思った。抱きしめられる温かさも、見守られる心強さも…続きを読む
もっと見る