まだ自分のことをしっかり分かっていなくて、でも心の奥には芯がしっかりあって。目の前のことにも過去の経験の鎖が絡まって乗り切ることも出来ずにただ右往左往するそんな状態だからこそ、余計に拗れて苦くも甘い恋の味、これを実によく表現された小説だと思います。今後の執筆作品においても期待が高まります。ご健闘をお祈りしております