#2020 7 30 『狐と少し鬱屈とした日々』

7月がもう終わる事を信じていませんよ私は。

日々に中身が無いせいで一日が恐ろしく早く過ぎる。

それに何か危機感を感じていても今は基本的に刺激が当然少なくなりますので仕方ないのですが………

それをわかっていても溜飲りゅういんが下がらず残る日々。

今日はそんな気分の中で見た別世界に近しい 幻想的で目が晴れる様な雨のお話。

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読者の皆様に質問があります。

皆様は晴れに雨が降っていたら、その事を何と呼びますか?

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私は〖狐の嫁入り〗と呼びます。

地域差があるので一応の注釈書き。

天気雨や日照雨とも呼ぶらしいのですが、Wikipedia調べなので良くは分かっていません。

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閑話休題です。

私が見る狐の嫁入りは基本的に小雨でした。

今日私が見た狐の嫁入りは、幻想的で非常に美しい物でした。

身体は重く、気分は少し鬱屈うっくつとしていている、今の日常でした。

そんな平凡な一日だったのが、晴天の中に突如 実に突然に降った雨が、途端に刺激的な一日に変えたのです。


強い雨が降りました。

その上で空は青かったのです。

晴れやかな青空だったのです。

一気に私の全身が濡れる程の強い雨なのです。

そして、空は晴れやかで視界は曇りなく、美しい景色でした。

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狐の嫁入りという言葉は、美しい言葉だと私は思うのです。

それが指し示す意味も、その音も。

何かがあるのだと、どこか直感的に分かる言葉ですよね。

特別な何かが起ころうとしているんだろかと、何か思う言葉です。

そして実際に、そうは起こりえない幻想的で特別な景色を見せてくれます。

当たり前の事でしょうが、言葉と意味は繋がっている物です。

けれどこの言葉は、運命的に合っているのです。

私は時偶にそんな言葉を見つけます。

この言葉はそんな言葉の一つです

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