★★★ Excellent!!!
神秘的な物語 ぶらっくそーど
非常に独創的な世界観で描かれた物語だと思いました。勿論、いい意味でです。蝶々から感情が伝わった事、そして少しずつ世界の神秘に触れていく主人公、その葛藤も面白かったです。他にはない作品だなと感じます。
以下、個人的に気になると思ったことを陳述します。ただ思ったことなので、不快でしたら仰ってください。或いは読み飛ばしてください。
・動作が極端かつ詳細に書かれ過ぎているが故に、コマ送りな描写となって、シーンが頭に入ってこないこと。
たとえば
「彼女は食器を洗い片付け、自分の部屋に戻った。そしてベットに寝転び、はぁぁぁっとため息をつくと起き上がり、スマホをポケットから取り出した。」
立て続けになだれ込む名詞と動詞によって、情景がカクカクと動いているような印象です。全体を通して、名詞+動詞のみで完結する文章が多い感じだったので、一旦区切る、或いは多くの品詞をもっと混ぜ込んだ方が色が出ると思います。
・もう少し固い表現を使った方がいいかもしれませんと思いました。
物語の雰囲気は全体を通して「重ため」だと感じます。なので「ブワっと」や「シャキっと」「ジーっと」などの擬音語は控えた方が雰囲気が統一できるかなと。勿論、ただの私の好みです、すみません。余計なお世話ですよね。
・複数人、人物が登場しているときに、状況説明がないので誰が何をしているのか分からなくなるときがある。
烏滸がま…
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