久米坂律(くめざかりつ)と読みます。 大学四回生です。卒業論文を出し終えて、口頭試問も終わって、卒業が確定しました。 一、二か月ぐらいふらっといなくなることも…
太宰治の本は何度か愛読して来て、またファンでもあるのでこの作品に惹かれてしまいました(笑)やっぱり脳だけになっても文豪は変わりません。
とにかく書き出しがすばらしい。「無機質な培養槽」と「ヘミングウェイ」は普通交わることはないでしょう。 異質と異質とが出会うときにドラマは、はじまると思うのですが、そういう意味で見事な書き出しです…続きを読む
まず1行目が凄い。なんだそれは! そんなのSF以外には有り得ないし、この冒頭を見て、続きを読まずに引き返せる人なんかいる筈がないじゃないか。本来ならグロテスクな素材のはずが、それと感じさせないユ…続きを読む
私は太宰が好きではない。作中でも主人公の後輩が言っていただろう。「軟弱な……」と。その軟弱さはどうやら死んでも治らなかったらしい。「馬鹿は死んでも治らない」という良い例ではないだろうか。主人公は…続きを読む
もっと見る