第13話 赤い目をした青少年

 神崎翔は調子にのって、3年2組教室に乗り込んだ。だがその瞬間、ペイント弾を他方向から浴び、死亡となった。


「嘘だろ。仲間の可能性があるのに撃つか!」


 その頃、1人の1年生が2年生を全滅させていた。


「おい。あいつ誰だよ!」


「1人で150人以上を倒しやがった!」


「青色のネクタイ。1年生だよ」


 そんな仮死状態の2年生にその青い目をし、青い髪をした1年生は、転がっている2年生の頭を踏んで呟いた。


「所詮、2年生って中途半端な強さしか持っていないんだな。ガッカリだよ」


 さすがに耐えられなくなった2年生が、青い目をした1年生に殴りかかる。だが殴りかかった2年生は腹を殴られ、気絶する。


「文句ある奴はかかってこい。だが、それ相当の罰は受けてもらうよ」


 その場にいた2年生は恐怖に包まれた。誰も青い目をした少年を襲うなどと思わなかった。


「所詮人間か。じゃあ僕には勝てないね」


 そう言って青い目をした少年はその場を去った。

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