0.02秒のハードル~2020年夏を飛び越えて君の笑顔へ~

作者 結愛みりか

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★★★ Excellent!!!

目の前に立ちはだかる試練を指すハードル。
それを目の前に具現化した競技が陸上のハードル競技です。
こちらの作品の主人公はハードル競技に挑む青年でしたーーと書けば、よくある青春小説の印象。
しかし、このハードルの物語を読み進めてみれば驚きのゴールが待っていました。
どんなゴールに主人公が飛び込んだのか、ぜひとも読んでいただきたいと思います。


作者様らしい仕掛けハードル、お見事でした。
今を乗り越えるためのコツを教えていただいた気分です。
素敵な作品をありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

 陸上のハードル競技にかける、一人の青年の物語。思えば、ハードル競技とは陸上でもおかしな競技だ。ただ速く走ることを追求するなら、そこに障害物があったら、意味がない。それなのに、主人公はこの競技にかけた。
 越えなければならないいくつものハードル(障害)。
 そして、ハードルを越えられないという危惧。
 2020年のオリンピックで使うはずだった競技場が、貸し出されたことによって実現した世界初の陸上競技大会。観客席には、病院で眠るはずの妹の姿もあった。
 銃声と同時に、主人公は障害を越えるべく、走り出した。

 序盤の緊張感と、仕掛けの予感。
 そして最後はやはり作者様ならではの、壮大な仕掛けに驚かされる。

 是非、御一読下さい。