第204話ハルは道を見違える(改)

ハルは何も考えずただひたすら走っていた。


タッタッタ……


しかも身体強化をし時速60kmで走り続けた。


途中襲って来る魔物がいたがさらに加速して振り切り走り続けること6時間…


ハルはようやく冷静になり気がつくとクライス領を抜けエルミール領のバルパル湖畔まで来ていた。


「うわー大きな湖だぁ今日はここで休もうかなぁお腹もペコペコだし、何て湖かな?」


ハルはギルドでもらった地図を広げて見た



「ライト」


ここかなぁ?と言うことは…


えーー!ここエルミール領!クライス領を抜けてしまったの?


ハルの戻るペントランと逆方向…


はぁ どうしょう…


また戻るの?


いいや戻るって約束してないし…


このまま進んで勇者の情報集めよ。


心配するといけないから手紙だけ書けばいいかな


ハルは眠くなったので近く木に登り眠る。


Zzzz…


…?


キンキン


…しろ!


ハルは少し騒がしいのに目が覚める


「何!うるさいのです!眠れないのです!」


ハルは木の上から騒がしい方を見ると、汚れた装備の男達が綺麗な馬車を襲っていました。


「またなの?豪華な馬車を盗賊や山賊が襲う、馬車もそう言う護衛する以外の対策した方がいいとおもうんだけど…

バカなの?もうこれ以上かかわりたくないし放っておくのです。」


ハルは何もせずただ様子を見ていた。

護衛の冒険者かな全員倒されてる。自分達が高ランクだから油断したのかな?


死んではいないみたいだけど、あ!馬車の中からメイドとお嬢様が引きずり出された。

うわーやっぱり盗賊は屑だ!お嬢様とメイドと女性冒険者も服を引き裂かれて縛られ盗賊がズボンを脱ぎだした。


「何か見てて腹が立つのです!」


ピキーン


「え?何?あのお嬢様ハルのいる場所わかってる?

ちゃんと隠蔽スキルと気配遮断してるのに…えー!こっち見てる?涙を流しながら口が… 『た・す・け・て・お・ね・が・い』助けてあげるのです。」


仕方ないです。何でわかったのか気になるけど助けてあげるのです。


ハルの武器スリングショット使うのです!

あの盗賊達は手慣れてて無駄がないのです。手下を上手く配置して行動してるです。


じゃハルも手下を利用して盗賊を全て討伐するのです!こんな屑許さないのです!


ハルはプンプンなのです!まずズボンを脱いだ3人の盗賊この屑をロック!鋼弾で反対方向から撃ち抜く!


「重力付与!超加速!いっけぇー!」


ヒュン!

ヒュン!

ヒュン!


バシュ

バシュ

バシュ


ぐえー!

ドサッ

ぐえー!

ドサッ

ぐえー!

ドサッ


盗賊達が騒ぎ出す


「ばーか!そんなところ探しても無駄!もう二人ほど攻撃すればアジトに逃げ帰るかな?」


鋼弾を再びセットして屑にロックオン!


「いっけぇーー!」


ヒュン!ヒュンヒュンヒュン………

ヒュン!ヒュンヒュンヒュン………………


うわー弾がとんでもないスピードで飛んで行く


バシュ!

バシュ!

ぐえー!

ぐえー!

ドサッ

ドサッ



男達は周りを見て騒ぎ残った者達が逃げ出す!


ハルはさらに人数を減らして、相手を焦らせ寄り道せず直ぐアジトに向かうように仕向ける


ヒュン

ヒュン

バシュ!

バシュ!

ぐえー!

ぐえー!

ドサッ

ドサッ


ダダダダダダ…


「逃げだした!よし!追いかけるのです」


ハルは木から飛び降り気配遮断を使い追いかける!


ヒュン

スタッ


タタタタタタ…


走ること1時間あれここ少し前に通った気がするのです。


ふーんたどり着かないのはわざと遠回りをしてる?用心深いんだ……

ん?


盗賊の仲間?

見張りかな?


あそこにも…


見えたあの洞窟かな?


ハルは気配探知を使い中を調べる


ふーん洞窟の中は80人くらいか…

弱々しい反応が6人いるのです。


これって捕まってる人達かな?


うーんどうしょう…


さっき倒したのが10人くらいだし、凄い規模の盗賊団なのです!


見張りも凄いのです!


まず入口に3人少し離れて3人さらに500mくらい離れたところに6人…


それに今見えてる入口はダミー?


入口付近に何か仕掛けてる…



今回の盗賊はかなりヤバイのです!


規模人員配置、仕掛け、脱出ルート、人質、全て計算されているだから捕まってないのです。


それにあの馬車を襲った人数も的確なのです。


護衛のランク人数も知ってたからなのです。


たぶんあそこに来る前に確実に留まる場所があってそこに仲間を潜入させて情報を集めてる。


連絡はたぶん魔道具とか使ってしてるのかなぁ…


その町の警備の人もぐるかも、どうしょうかなぁ

何か覚えてないかステータス見てみよ


「ステータス!」


名前 ハル

年齢 10歳 ♀

身長105cm 体重15kg

種族 人族 【神族隠蔽中】

LV.10 (105)

通常時 解放時

生命力 HP  300 (11500)

魔力  MP  2500 (29000)

物理防御ADF  1500 (19000)

魔法防御MDF  1500 (19000)

物理攻撃力ATP  700 (9000)

魔法攻撃力MAP 1000 (13000)

俊敏 AGI    5400 (54000)

知力 INT    6500 (65000)

スキル 弓技 LV.3

【火属性魔法LV.8 水属性魔法LV.8 風属性魔法LV.8 土属性魔法LV.8 重力魔法LV.7 身体強化LV.8 錬成LV.7 隠影LV.7 探知LV.7 気配遮断LV.7 影縫LV.7 神眼LV.7】

【経験値増加成長促進隠蔽中】

【聖属性魔法EX隠蔽中】

【空間魔法EX隠蔽中】 

【鑑定 EX隠蔽中】

【 状態異常無効EX隠蔽中】

【創造神エアリアルの加護】

【生命神ハーメストの加護】


「え?何これ?めちゃくちゃレベル上がってる。

それにスキルもいろいろ増えてレベル上がってるそれに神眼って…

もうエアリアル母様やり過ぎだよアハハ…」


これなら影縫使って潜入すれば絶対見つからないし、鑑定で相手のスキル見てから倒せるし、神眼で魂確認する黒だったら討伐して近くの町の入口に放置する。


この盗賊団はやり過ぎ!


じゃこの盗賊団討伐して町にポイしよ♪


『エアリアル母様ハルを心配してステータス上がり安くしてくれてありがとう♪大好き母様♥️』


よぉーし盗賊退治始めるのぉー!


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