ふらわーあれじめんと
僕と君は住んでいる星は全然違うし、好きなことも、顔も名前も正義も違うのだけれど、やっぱりどこか似ているのかもって、道端に咲く花の朝露を見て思う僕。
これがネモフィラで、こっちがガーベラ、そう説明する君の横顔はいつも薔薇のトゲで埋まってて、それすらも僕は美しいと愚かにわ思ってしまうから、本当に恋は危険で溢れているんだよ。
虹色の花束を掲げて歩いていると、何故か周りに笑われたりして、それでも僕は歯を食いしばって、フラワーショップへの大通りを進み続ける。拍手も蔑みも要らない。僕は、僕だけの想いでこの花を届けるんだ。
鮮やかな愛を、真っ直ぐな紅潮を、どうか受け取ってください。
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