マウントヒーロー

甲冑を着て、兜を被れば斬りあっても怪我をしないと思い込んでいる人が、SNSに溢れるほど存在する。

あるいは、ただの言葉だから、という甘い甘い甘い考えで、その剥き出しのナイフを容赦なく振り回す人もいる。

だから僕達の心のホールケーキは、既に18等分くらいになっていて、それでもなお気づかない犯罪者は、諦めてゆっくりティータイムでもしていてくれ。


キーボードの音が響く無言の戦場は、言わば匿名のバトルロワイヤルで、NPCもどきは無限に湧くし、勇者きどりはレベルを上げようと嬉嬉として勝負をしかける。そんな日常と、そんな平穏。

正義の名のもとに見参する者が多すぎます。ヒーローはマイノリティでなければいけないと思うのですが、どうもやはり多勢に無勢。かっこ悪いね。

僕はそんなヒーロー達に、たった1人で立ち向かう悪役でありたいと思っている。

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