葉桜の君に

作者 Han Lu

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★★★ Excellent!!!

なんといっても最初に印象付けられるのが、解読不能の章見出し。これはなにかある、絶対になにかある! と思わせます。
どことなく不穏な空気を感じつつも、静かに進む主人公の日常。「絶対なにかがおかしいはずだ」という疑念は、あるシーンで一気に確信に変わり、クライマックスへと突き進みます。
それでもこの作品が本当に興味深いのは、その終わり方にあると個人的には思います。狂気と不安感、そして複雑怪奇な物語の仕掛けが周到に準備されているにもかかわらず、最後に現れる葉桜の情景は、どこか清々しい新緑の空気を感じます。
ぜひ、一気読みしてほしい作品です。

★★★ Excellent!!!

とてもよかったです。桜の見え方が、特に地面に落ちているそれの見え方が変わる。現実から出でて現実に影響する、それを小説というのだろうなあ、と。
先生の人となりが特に好きでした。こういう人いますよね。無邪気ゆえ他人を傷つける人。それを悪徳と呼ぶのも妙なのでしょうが、あえて優しさと呼びたいと思います。
最後のまさかの展開からSF要素が現れるあたり、巧いなあ、と唸らされました。作中にいろんなモチーフが出てくる。一貫してドライブする感情は切なさだったり悲しさだったりだと思うのですが、その現れ方の変化が良かったです。
桜を楽しめる作品でした。お花見のできない年、この作品が私にとってのお花見でした。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!


自主企画【筆致は物語を超えるか【葉桜の君に】】参加作品

読み終わり、とても不思議な気持ちになっております。
まるで桜の美しさと怖さに憑りつかれてしまったかのような……。

楽しい、面白い、よりも私には興味深いが先行するお話でした。だからと言って決して読みにくいわけではなく、むしろ逆で一話一話のなかで、うん? と不思議な感情がこみあげていき、もっと次を、はやく次を! と続きが気になりだすそんなお話でした。

★★★ Excellent!!!

ゆっくり読んでいこうと思ったら、一気読みしてしまった一作です。
背筋凍ります。

ネタバレになってしまうので詳しく書けませんが、
桜は、美しさは時に……。

同じお題で書いていく企画ものですが、まさかこんな展開を見せるとは。
章の構成もうまく、「え? どうしたの? 次は?」と読者を惹きつけていくので、その点も勉強になります。

拙いレビューになってしまうのですが、
まずは読んでみてください。




あ、できれば一人きりでお読みになることを。その方が没入感があると思います。

★★★ Excellent!!!

桜にはポカポカほんわかなイメージとホラーな狂気も連想することがあるようで、まさにそういった「桜」のイメージぴったりの作品です。
ちょっと怖い、ちょっと不思議、ちょっと切ない……で、「うおっ!!」となりました(レビュー下手かよ)
やや心臓に悪いのでドキドキしながら読みましょう。プロット企画でまさかの内容。驚きました。