第48話〔閑話休題〕ソルジャー参戦す

「おい、なんでソルジャーなんだよ。」


「第一に、確実に超常的な何かの存在がある。第二に、今までに実例が無いモンスターの場合だとしても安全性を考慮し、ソルジャーが討伐した方が安全だ。アドベンチャーとソルジャーの実力差知らない訳じゃ無いだろ。第3にソルジャーにはアドベンチャーに対しての命令権が与えられている。これ以上に相応しい理由があるかい?」


アドベンチャー達は不満そうだが、納得はしてくれたようだ。むしろ、命令をまだしていないからかな?有効的なら大丈夫かな。


「待ってくれ!俺達も連れてってくれ!」


「ノア!馬鹿な事を言うな。」


「ザコルマに今だけは賛成する。一人は危険、私達を連れていくと良い。足手まといにはならない。」


「ヘレン、貴女まで!」


「お姉ちゃんも本当は行きたいんでしょ?これは私達の受けた依頼でもある。最後まで筋は通す。」


少なくとも二人が僕に決意の視線を向けてくる。しかし、ソルジャーの任務にアドベンチャーの参加は認められていない。


「ソルジャーの任務にアドベンチャーの参加は認められていない。だから駄目だ。」


「くっ!黙って待ってろって言うのか!」


「なら貴女を叩きのめして実力を。」


魔法を展開しようとした少女に銃口を向ける。エレナちゃんは反応したけど他のノア君とヘレンちゃんは僕が銃を抜いた事にすら気付いて無かったみたいだ。


「ソルジャーの任務と言ったな。それはおかしい、ギルドから我々アドベンチャーにこの件でソルジャーが動くとは支持を受けていないからだ。それに、何処からもマクレイン殿、貴方に要請(オーダー)は行っていないはずだ。」


確かに、そこを着かれたら痛い。けど、


「ソルジャーにはアドベンチャーに対しての命令権が与えられているんだよ?、、、ソルジャークラス1stディスタ・マクレインがここに命令する。アドベンチャーはこの依頼に参加はせず、砦村の防衛。そして、通常依頼の達成に務めてくれ。」


僕は友達ち話す口調止め、ソルジャーとしてアドベンチャーに命令口調で話した。三人は不満そうだけれど仕方ない。これは決定事項だから。被害は僕一人で良い。彼等を連れていけば、彼等が死んでしまう。視える、はっきりと。誰かが死ぬと言う結果が。因果は未来予知じゃない。因果はあくまでもその結果でしかない。僕が死の因果に呑み込まれるだけなら、問題はない。でも、他人まで巻き込む訳にはいかないんだ。


そこから堂々と調査を開始した。僕はまず、

オニキスでモンスターデータを起動する。


「生き物だとしたら登録してあってもおかしくない。」


オニキスには世界中に存在する生物が登録してある。モンスターから動物まで、それにアドベンチャーから貰った情報をインプットして、、、。


「でた。」


〔error〕


errorつまり、情報として載っていない。

でも、生きている物に関してだ。絶滅した生物から神話生物までひろげて、、、


〔hit〕


僕は驚愕した。あり得ない事だから。


ゾル=マデウス

悪魔人間に悪戯をするだけの存在。

ゾル=を司る悪魔の一柱。

link

ゾル=マデウス

ハーファシー辺境伯爵領にて出現。

ソルジャーディスタ・マクレイン及びバロ・ランバースによって破壊される。音により人間の三半規管を麻痺させる機能が有ることが判明。ディスタ・マクレイン及びバロ・ランバースには発動していない事から、試作機と思われる。まだ、ゾル=の名を持つ悪魔のうちゾル=マデウスは双子である事から、この機体の他に一機あると思われ、ソルジャーは

留意されたし。


データベースにヒットしたのは僕にとって、悪夢に等しい存在だった。あの時はバロがいたから勝てた。でも、、、今回は一人で破壊するしかない。


「違ってくれないかな。 」


そうなら、こんな思いはしなくて良いのにな。、、、バロ、僕が死んだら後は頼んだよ。






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