第447話 自爆発言
というわけでダブルデート?を6人でする謎すぎる状況になって6人で歩き始める。
「そう言えば男の子りょうちゃんだけだね」
「あー、たしかにそうだね。りょうちゃんモテモテじゃん」
歩き始めてすぐに陽菜とりっちゃんさんが僕を揶揄い始める。たしかに、めちゃくちゃかわいい子5人引き連れて何様だよ。って感じはする。
「ちょ、りっちゃん、りょうちゃんに手出さないでよ」
りっちゃんさんが僕にモテモテじゃん。とか言うからまゆが警戒してしまった。かわいい。
「まゆ先輩、大丈夫ですよ。りっちゃんさんは陽菜にメロメロですから」
まゆの言葉に陽菜はりっちゃんさんの腕をギュッと抱きしめて言う。その様子を見たりっちゃんさんはめちゃくちゃ幸せそうにニヤけていた。
「りっちゃんと陽菜ちゃん、本当にラブラブだね」
「うん。りっちゃんさん、本当に優しくて陽菜のこと大切にしてくれるから陽菜、りっちゃんさんのこと大好きなの」
と、春香にめちゃくちゃ幸せそうな笑顔で答える陽菜を見てりっちゃんさんはめちゃくちゃ幸せそうな表情をしていた。まじで、りっちゃんさんと陽菜は相思相愛って感じがする。
まあ、そんな感じで陽菜とりっちゃんさんのいちゃいちゃをたっぷり見せつけられながら歩いていると目的地のゲームセンターに到着した。ゲームセンターに着いた瞬間、ゲームセンターは久しぶりと言っていた陽菜がめっちゃはしゃぎだしてりっちゃんさんがはしゃぎすぎないの。と言って陽菜を止めていた。保護者か……
「私もゲーセン久しぶりな気がする」
「私もかな…りょうちゃんとまゆちゃんは?」
春香にそう聞かれて僕は背中から変な汗を流し始める。バイト前に時間ある時はよくまゆと2人でゲーセンやお買い物デートしてます。なんて言ったら春香とゆいちゃんにめちゃくちゃ怒られる気がする。きっと、ずるい。ってめっちゃ言われてなんかおねだりされるに決まっているから、隠し通さないと…
「この前、バイト前にりょうちゃんと来たよー」
まゆは笑顔でそう答える。それを聞いた春香とゆいちゃんは不自然な笑顔を浮かべた。
「りょうくんとはよくゲーセン来るんですか?」
「うん。バイト前に時間ある時はよくゲーセンで遊んだりお買い物したりしてる……あっ………」
ご機嫌な感じでまゆがペラペラと喋ってまゆがやばい。と感じた頃には完全に詰んでいた。
「りょうちゃん、まゆちゃん、今日は帰ったら私とゆいちゃんとじっくり、お話しようね」
「「は、はい……」」
帰りたくない。帰りたくないよぅ…と、憂鬱な気持ちに僕とまゆがなっているとゆいちゃんが僕とまゆの手を握って「今は、楽しもうよ」と笑顔で言ってくれた。今は…って何?あとが怖いよぅ……
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