元来男とはバカな生き物である。そう、突如飛来した黒い物体を落とす力を秘めているくらいバカみたいな生き物なのだ。これは男の夢に世界の命運をかける物語。随所にちりばめられたネタの数々についつい頬を緩めた(そう、私も馬鹿な男の一人だ)かと思ったら、主人公と少女の熱くなる展開に私はこれが「そういう」お話であることを忘れかけてしまった。これはネタであり、青春であり、そして世界を救うヒーローの物語なのだろう(うん、多分・・・)。