用語集(10話から14話まで)

10話から14話までの本編中に、挿入された用語解説をまとめました。

基本、再録ですが一部、加筆訂正しているのと

新規の用語解説も加えています。

順番は一応、登場順です


「ダンジョン」

魔獣たちの巣窟になっている巨大な地下空間。生息している魔獣は、

その場所で、生まれたものもあれば、他の場所から転移してくるものも

あるので、決してなくなることは無い。

また所々に宝物が置いていたり、また倒した魔獣が宝やお金を吐き出すたりと

不思議な現象が起きたりする。

このダンジョンを攻略した者をダンジョンマスターと呼ぶ。


「ラビュリントス刑務所」

辺境の地にある巨大な刑務所。その地下にはこの国で唯一のダンジョンが存在し

中に入って、魔獣退治をしたり、宝物を見つけたりするのが、

刑務作業の代わりとなる。


「大魔導士集会」

年に2度、それとは別に臨時で行われることがある

世界中の大魔導士がやってくる集会。同じ場所に一同が集まるのではなく

各国の大魔導士が、それぞれの国で決められた場所に集まり

それらの場所を、通信魔法で繋げて行われる。

中には自宅から通信魔法で参加する大魔導士もいる。


魔機神マキシ

2000年前に、異世界から転移してきた起動兵器を基に作られた

魔法で動く複数の巨大ロボットや戦闘機など、

人型以外、車型はカーマキシ、飛行機型はジェットマキシ、

船型は、シップマキシ、移動要塞型はベースマキシと呼ばれている。

あと魔書機神ブックマキシと呼ばれるものもあるが、巨大ロボットである事以外

魔機神と造られた場所も含め無関係な上、伝承のみで存在が疑われている。


「ボックスホーム」

本体は小さくて三辺が30㎝ほどの四角い箱の形をしているが、

中に広く人が住める居住空間が存在する魔法の家と言うべきもの。

素材を必要とする不完全なスキル「創造」を有していて、

それによって、拡張や家具の生成が可能

なお素材さえあれば理論上、それらを無限に行うことが出来る。

加えて中をどれだけ拡張しても本体の大きさは変わらない。


「エスケープペンダント」

脱出用の転移スキル付きペンダント型マジックアイテム

見た目は長方形で液晶パネルと、ボタンが付いている。

ボタンを押すと、転移が発動し、ダンジョンを脱出でき、

液晶パネルにはダンジョンで、倒した敵の数が表示される。


「転移の間」

多くのダンジョンの入り口近くにある空間。中には転移の石碑と呼ばれる

転移スキルが付与された石があり、過去に人が到達したダンジョンの

階層の入り口まで転移する事が可能。

またダンジョン内で転移スキル又は、魔法を使い外に出ようとすると

必ずこの部屋に転移してしまう。


「疑似魔獣」

ダンジョンやそれに類するものに現れる。

限りなく本物に近いが、生物ではなく魔獣型の自動人形の様な物

特徴として、必ず転移で出現し、怪我をしても血を流さず

倒すと消滅し、さらにその際、ファンファーレが倒した人間のみ、

またパーティーを組んでいる場合は仲間も含め、聞こえ、

なお疑似魔獣が複数いるときは、全滅時に聞こえる。


「ラック」

疑似魔獣が戦利品を遺す際は、魔獣の能力に合わせ、

量や価値が決まるが、稀に発生する魔獣の能力に見合わない

大量、高価値の戦利品が出現する現象。


スキル「風撃」

風を武器にできるスキル。真空刃や空気弾など、遠距離攻撃が可能。


「マウンクライ」

登山用の補助魔法。これを使う事で、登山に必要な装備を、

すべて身に着けた状態に等しくなる。


スキル「混乱」

対象の方向感覚や遠近感、平衡感覚を狂わせ、更に冷静さを失わすなど

文字通り混乱状態に追い込む。

一部の魔獣や武器等に付与されていることの多いスキル


「フォグタートル」

亀形の巨大魔獣、強力な防御力と攻撃スキルを持ち

動く要塞ともいえる存在。なお飛翔能力も持つ。

また、寝ている間は、周囲に混乱スキルが付与された霧を張り

更に、転移スキルを使い、外敵の接近を防いでいる

弱点は、移動速度が極端に遅い事、

そして霧も転移も寝ている間しか使えず、

転移に至っては自身を転移できない。


「照準」

魔銃フライクーゲル専用のスキル

遠くが見えて、照準マークが見えて、照準スコープの代わりになるだけで

それ以外は特に使い道のないスキル。


スキル「透過」

レアスキルの一つ。物質をすり抜けることが出来る。

このスキルを、人間が保有している場合は、発動時に

着ている服や持ち物にも作用し、一緒にすり抜ける事が可能

ただしこのスキルを使用中は、他のスキル、魔法が使用不可となる。


スキル「生喰」

敵を殺す。命を奪わなくても大けがを負わせることで

肉体が強化されていくスキル。強化の度合いは、相手によって異なるものの

魔獣は、総じて度合いが高い。

なお相手が人間の場合は、どれだけ強くとも、度合いは、低級魔獣に劣る。


「奴隷の印」

ルーン魔法の一種で、身体に刻むことで発動する。

奴隷の売買に関わっている者のみに使用が認められている魔法

「契約」と同じく主従関係を結ばせる魔法で、

身体に刻まれると、主人と設定された者に、絶対に逆らえなくなる。

この魔法で、主従関係になる事を「隷属契約」と呼ぶ。

ただ、契約とは異なり、従者は得るものは何もない。

なお、稀に特に何もないのに効果が無い人間もいる。


「アンチハルス」

補助魔法の一つ。幻覚症状や、混乱を治しつつ、

一定時間、その系統の魔法や、スキルを無力化する。

ただし、精神系の強化魔法も無力化されてしまう。


スキル「誘導」

遠距離攻撃を、確実に対象に命中させるスキル

分析スキルが付与されていて、それによって相手の動きや

弱点などを、調べ上げる事で発動する。

なお弱点など分析するには時間がかかり、失敗する場合もあるが

動きだけなら早く、失敗する事もなく、当てるだけなら、動きだけでいい。


「ドリームボトル」

水を入れて、少し置いておくと、自分が飲みたいって思ったものに変化する。

ただし、アルコール類にはならない。他にも途轍もない力を持っている。


「探索ルート」

第五区画にある魔獣たちと戦わずに、宝が置いてある部屋を回れる道の事、

宝目当ての冒険者用の道で、疑似魔獣さえ出現しないが、ただし道は悪く、

その上、罠が仕掛けられている。


「アキュムレイト」

攻撃魔法を、あえて発動させず、溜めた状態にする呪文。

「リべレーション」と言う掛け声で、魔法を解き放つ。

この状態にすると、時間経過で威力倍増するほか、

複数の魔法を組み合わせる際にも、重宝する。

ただし、魔法の暴走を起こしやすいと言う短所がある。


「メキドレイン」

アキュムレイトで、複数の魔法を組み合わせる事で、発動する

複数の属性攻撃の雨、あるいは嵐と呼べるもので

魔法と言うより、現象に近く、発動させるには

組み合わせ時の、魔法の順番、間隔、発動までの時間など

色々条件があり、発動させたとしても、コントロールが難しく

腕のいい魔法使いじゃないと、扱えない。

なお魔法ではないが、スキルの組み合わせでも、同様の事が可能

こっちの方は、魔法よりも楽である。


「生体タンク」

魔力など、気力など生命エネルギーを事前に溜めておけるスキル。


スキル「迷彩」

姿と気配自体を隠すだけのスキル。同様の効果の魔法も存在する。

ただし使用中は、多くの魔法、マジックアイテム、スキルなどが

使えなくなると言う制限がある。


スキル「捕食」

「収集」に似ているスキルで、魔獣を食べる事でのスキルを得て、

時に、擬態化が出来るスキル。


「転生石」

手にしたものは、死後、記憶をそのままに、転生と言う形で

望みを叶えてもらえる石。

具体的には、望みを叶えることが出来る場所に

必要な力を、与えつつ生まれ変わらせる。

基本的には、赤ん坊から、場合によっては、成長した姿で

その世界に顕現する。

ただし、何でも叶えられるわけではない。


「カオスティック・ザ・ ワールド」

元いた世界において、「型にはまらないRPG」という呼ばれる世界的に、

人気のある和製のMMORPG、ネット上で、なにかと話題になるネトゲ―


魔王(カオスティック・ザ・ ワールドの職業)

ゲーム上の職業で、年に一回開催される高難易度のイベントを、

クリアした者が就ける。特殊な上位職。

他の上級職も含め、全ての職業の特性を持ち合わせる上に

強力な専用の武器、専用アイテム、専用魔法を持つ。 

更に拠点、即ち専用ダンジョンの生成が可能で、

加えて使役可能な魔物の生成もできる。


「解錠」

「カオスティック・ザ・ ワールド」における職業の一つ

「盗賊」の固有能力。その名の通りで、鍵のかかった扉や

宝物を、開ける事の出来る能力。


「条件性結界」

特定の条件を満たすもののみを通す結界。

条件は、張った者が決定する。通常の結界よりも強い。


「遠見」

遠くを見る事の出来るスキル。保有者が少ない、レアスキル

レアアイテムであるが付与されたマジックアイテムもある。


「アンデッド」

死体を元にした魔獣などの総称。魔法によって操られる人形か

寄生型、又は憑依型の魔獣によって操られているかのどちらか。

なお、共通して回復魔法が弱点。


「化身」

ゲームにおける魔王にはキャラチェンジという

自身のキャラとは別に、キャラを作り変身する機能があり、

そのキャラを指す言葉。これによって、自身の身分を隠したり

また変身すると能力が制限されるので、

その事を利用したゲームプレイに使われる。


「コントフィニッシュ」

「カオスティック・ザ・ ワールド」に登場する上位魔法

内容は、対象に「何か」を降らせる。又は「何か」を突撃させる

またはその両方、「何か」ランダムで決定されるが

大抵は、その場に似つかわしくないものが落ちてくる

なお制作者がふざけて作った魔法で、NPCが使って来るCPU専用魔法であるが、

後に、魔王専用魔法としてプレイヤブル化、上位魔法だけあって威力は強力だが、

追尾はしないので動いていれば、簡単に避けられる。


「疑似生物魔法」

疑似的な生物を生み出し使役する魔法

生物は、ある程度、自立起動はするが、使用者の言う事を聞くロボットのような物で

その体も、魔力で構成されているので、長くは存在することは出来ない。


「オープンパンドラ」

ドリームボトルが持つ超強力な攻撃スキル。

無属性の巨大な魔力弾で、防御や攻撃系の魔法、

スキルを無力化する性質もあり、

従って防御や、攻撃による打ち消しは不可能である。

ただオープンパンドラ同士がぶつかり合った場合は例外。

なお、ダンジョン内で使用すると、魔獣は倒すが、

ダンジョン自体は、破壊することは無い。


「支配」

「カオスティック・ザ・ ワールド」における魔王専用能力

ゲーム中ではモンスター、NPC、時にはPCを奴隷に変えてしまう能力。

使用するには、相手をある程度弱らせる必要がある。

奴隷にすると相手のステータスと、戦歴と言った情報を得ることが出来る。

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