タイトルと章題を見て「桃太郎オマージュなのかな?」なんて思ってたらまさにその通りで。
でも物語はその通りではなくて。笑
こんな桃太郎の使い方があったのかと感心しながら読み進めました。
日本に住んでいる者であれば誰しもが知っている桃太郎の話ではあるが、その要素を見事に青春物語へと昇華させている手腕はお見事!
昔話モチーフのせいか、どこか全編通してノスタルジックな雰囲気があるのも良いですなぁ。
案外、原作の桃太郎も鬼退治が終わればあっさりお供と別れたのかも。
短い時間だけど確かにあった絆。
そういったものが感じられる素敵な作品でした。
作者からの返信
飛鳥さん、こんばんはー!
コメント、星、めっちゃ嬉しいです。
「犬猿雉が、きび団子だけで鬼退治なんかするのか? やることと貰えるものが釣り合わないよ」みたいなことを友達と話したことがあって、僕のなかで「青春時代で気の合う仲間だったなら、釣り合わなくてもやるかもね」という答えが出て、それを小説にしてみました。
素敵と思ってもらえて良かったです。
読んでいいただき、ありがとうございました!
>鬼ヶ島球場のナイター照明が静かに佇んでいてた。
ここ。たぶんタイプミスかと。
面白かったです!
桃太郎のアレンジものは色々あるけど、ヘタに鬼との闘いのシーンなんて入れずに、主人公の思春期の心情を浮き彫りにした所が好みでした。
桃から生まれたとか、キビ団子とか。犬とサルとキジとか。定番がこういう使い方されるのかああと(笑)
でも、めっちゃ真面目に話が進むので、ツッコミたいけど勢いで読まされていくというか(笑)
鬼って中学生にも倒せるんかよとか(笑)
スッキリとした本棚に、自ら掴み取った思い出が積まれていきますように。
作者からの返信
直します! ありがとうございます。
書いてる途中でふざけてるのか、真面目なのか、分からなくなってくるんですよね、これ(゜∀。)。面白がってもらえて、ほっとしてます。
鬼が倒せるの。みたいなツッコミどころは、そんな野暮なこと聞かないでよ┐(´д`)┌そんなスタンスで全編書いてみました。
これから主人公には幸せになってほしいですね。自分でも、どう読まれるのかなと思ってたので、コメントめちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございました!
たまんないですね!!!
何でしょう……序盤は『シュールだw』みたいな感じで読み進めていたのですが、物語の匙加減、残った疑問も一つのスパイスみたいに不思議で良い感じな読後感があります。
形容し難い面白さ。理解を超えた物語なのになぜか共感できる切なさと爽やかさ。
>鬼ヶ島までは自転車で三時間くらい掛かる。
こういう表現大好きですwww
面白かったです!!!!
作者からの返信
理解を超えた物語なのに共感できる、っていうのが良かった!
自転車で長距離をただ走るだけの遊びってあったじゃないですか(。-ω-)鬼退治はその延長線上にあります。
うーん、自分でもちょっと何言ってるか分かんなくなるんですけどね。
読後感を褒めてもらえたのは、ほんとに嬉しいです。
ありがとうございました!
編集済
僕は、読んでいて、鬼のことが、悲しく、気になりました。
僕の脳内で、メタファーとして、鬼ヶ島は段ボールハウス、鬼はホームレスの方々に変換され、背筋が寒くなりました。
お爺さん(お父さん)が、鬼退治にあんなに反対したのも、お婆さん(お母さん)が鬼退治に寛容なのも、それぞれの人の複雑で渾沌とした心中が垣間見えるようで、一層の戦慄を覚えました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
たしかに、そういったメタファーを想定すると、登場人物たちの倫理観が思いっきり歪んでいて、印象がガラッと変わって怖くなりますね。僕は考えてなかった読み方で、そんな切り口があったのかと、作者ながら驚きがあって勉強になります。
桃太郎の物語は有名なわりに謎が多くて、とかくいろんな解釈、メタファーを与えられてますよね(桃は○○の暗喩で、犬雉猿は○○が由来で、鬼は実在の○○がモデルで、みたいな)。
そこはあまり掘り下げなかったので、今回はすこし鬼退治を無邪気に書きすぎてる側面があるかも、と気づけました。ありがとうございました。