北魏13 拓跋嗣侵攻10
これにより
步騎三千を率いて
許昌を守る
合流したが、両者ともに大敗。
騎兵五百を預け、さらに地元から徴兵、
許昌の守りを固めさせた。
事態がどんどん悪い方向に転がっていく。
そのような中、毛德祖は城から打って出、
数百名を討った。数百ですか……。
が、ここに奚斤軍が許昌より帰還。
反撃に出られると、たちまちのうちに
「兵士」千あまりを失った。
たまらず毛徳祖、城に帰還。
再び守りを固めた。
嗣自鄴遣兵益虎牢,增圍急攻,鄭兵於虎牢率步騎三千,攻潁川太守李元德於許昌,車騎參軍王玄謨領千人,助元德守,與元德俱散敗。虜即用潁川人庾龍為潁川太守,領騎五百,幷發民丁以戍城。德祖出軍擊公孫表,大戰,從朝至晡,殺虜數百。會鄭兵軍從許昌還,合圍,德祖大敗,失甲士千餘人,退還固城。
嗣は鄴より兵を遣りて虎牢を益し、圍を增して急攻せしめ、鄭兵は虎牢にて步騎三千を率い、潁川太守の李元德を許昌に攻む。車騎參軍の王玄謨は千人を領し元德が守を助くも、元德と俱に散敗す。虜は即ち潁川人の庾龍を用い潁川太守と為し、騎五百を領せしめ、幷せ民丁を發し以て城を戍らしむ。德祖は軍を出だし公孫表を擊ち、大いに戰い、朝より晡に至り、虜數百を殺す。鄭兵の軍の許昌より還じ、合し圍せるに會し、德祖は大敗し、甲士千餘人を失い、退還し城を固む。
(宋書95-13_暁壮)
うわぁ(うわぁ)
魏書とか読むと、このへんで拓跋嗣が全然進展しない戦況にブチギレてたりすんですよね。割と存在感薄めだけど、このひとも結構な烈将。まぁ、あれの子であれの父な以上、そんなチョロい人物なはずがないですね。
庾龍については来歴不明。ただ、あえて潁川と訴えている以上、桓氏から迫害を受けた三庾あたりの子孫なのでしょう。北魏に亡命して、南朝にリベンジを果たそう、と言う感じですかね。まぁ
そして相変わらず毛徳祖サイドの武勲が三桁で、しかもちょっと北魏軍にその気になられたら四桁の被害とか。まーこのレベルの話になってくると軍才がどうこう言うのも虚しくなってくるレベルですわね。「よくやった……ほんとによくやった……!」以外言えねー。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます