巻67 大詩人 謝霊運
謝霊運1 瑍は那んぞ
祖父は
父は
知恵足らずであり、祕書郎となったが、
夭折した。
謝霊運は幼い頃から
その際立った聡明さを示していた。
謝玄はその賢さにうなり、
こう漏らしている。
「おれが瑍を生んで、
どうして瑍は霊運を生むのだ!」
謝霊運,陳郡陽夏人也。祖玄,晉車騎將軍。父瑍,生而不慧,為祕書郎,蚤亡。霊運幼便穎悟,玄甚異之,謂親知曰:「我乃生瑍,瑍那得生霊運!」
謝霊運、陳郡の陽夏の人なり。祖は玄、晉の車騎將軍。父は瑍、生まれながらにして不慧にして、祕書郎為るも、蚤きに亡ず。霊運は幼きに便ち穎悟にして、玄は甚だ之を異とし、親しく知れるものに謂いて曰く:「我れ乃ち瑍を生めど、瑍は那んぞ霊運を生みたるを得んか!」と。
(宋書67-1_夙恵)
というわけで本日より大長編。謝霊運です。せっかくだから文選とかも頼って詩についても踏込んでくよ!
自分はあんまりきっちり追えてないんですが、謝玄の謝霊運に対するコメントは出典によって異同があるそうです。ひとまず宋書のコメントは、例によって
あるいは謝氏家伝にはその両方が載っていたのかもしれません。ならその家伝残しとけや。
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