第76話 人手が足りなくて

時は遡って春休み、週一のファミレスでのバイト終わりの事。


「ちょっと集まってもらえるかー?」


店長に呼び出されて、さち、葉柚さん、真田さんと一緒に集まっていた。


「なんですか、店長?」


葉柚さんが店長相手に物怖じせずに聞くと、店長は少し申し訳なさそうにしながら口を開いた。


「この前から春休みに入ってると思うんだけどこの前何人か辞めていったのは知ってるよな?」


私たちはコクリと頷き、それぞれ大体店長が何を言おうとしているか察した。


「それで、人手が足りなくてな。

春休みの間だけでいいから週3くらいで出てくれないか?」


「私とさちくんは構いませんよ」


葉柚さんは1番にそう言うと、それに続けて真田さんと私も首を縦に振る。


「そうか、それは助かる!

あと、時間的には割と遅い時間になるんだけどそれも大丈夫か?」


「大丈夫ですよ」


「ありがとう

シフトは組み上がり次第、メッセージアプリのグループにはるから少し待っていてくれ」


店長からの話はそれだけで、今日の所はこれで解散になった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る