徒歩30分

駅から家まで、私の足で30分。私の足で、というのは、側溝の隙間に咲く白い花や、公園で遊ぶ子ども達、木陰で涼を取る黒猫を見つけては立ち止まり、眩しく光る入道雲を見上げる時間を入れて、30分。この時期はそうしていると汗が額から流れてくる。だから猫の隣でスポーツドリンクで一服して、今日はもう少し時間がかかりそう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る