まずは、ジョブ詳細を確認
そして、メニュー画面を開いてジョブの詳細を確認する。
『ジョブ:エンチャンター。前線に出て活躍するタイプのジョブではない。基本的に、前線に出て戦うタイプのジョブのサポートがメイン。味方の武器やステータス、攻撃スキルにプラスとなる効果の魔法をかけたり、敵の武器やステータス、攻撃スキルにマイナスとなるような効果の魔法をかけることができる』
そして、現在使えるスキルを確認するために、使用可能なスキル一覧を確認する。うわあ、いっぱい???って書かれた場所がある……。
ゲームのトロフィー回収とかでよくある、何か特定の条件を満たさないと解放条件すら分からない、アレだ。
「ええっと、今使えるのは……」
味方の攻撃力アップと防御力アップ、魔法攻撃アップと魔法防御力アップの魔法。あとは、相手の攻撃力や防御力、魔法攻撃、魔法防御を下げる魔法。
うん、本当に基本的なものしかない。あとは、自分で埋めていくしかないって感じだね。
そうなると、自分の特別スキルとジョブで使える魔法を増やすために、色んな行動を試してみるしかないってことだね。とりあえず、特別スキルでこの前、条件が解放されたものを中心に考えてみよう。
『特別スキルで作ったアイテムで戦闘を行い、勝利する』
確か、そういう条件だったはず。ということは、戦闘になって相手に攻撃できるようなアイテムづくりが必要になる。とはいえ、私は前線に出られるタイプじゃないから……。
私は一生懸命考える。
「戦闘に使えるアイテムかぁ……」
誰か前線に出て戦ってもらえるタイプの人と戦闘に出て、その時使えそうなアイテム……。あ。
私、思いついた。今回は同じものを二つ用意してみよう。
『特別スキル言霊・物語付与のスキルを使用しますか』
カンナさんのお店に売っている、小さな人形の前に私は立った。カンナさんが苦笑いをする。
「ああ、それ。……それさ、全然売れないんだよ。まぁ、ただの持ち歩きようのアイテムだし、効果なんてないし。顔がちょっと怖いのかもねぇ」
顔が、怖い。おおそれなら。私は人形の中でも比較的顔が可愛く見える人形と、すごく怖い人形を一つずつ選び取った。
「言霊・物語付与のスキルでアイテムの効果を変更します」
私はそう言って、二つのアイテムを特別スキルで変更させた。あとは、次の戦闘で実際に使ってみるのみ!
さてと。今日はアイテム作成も終わったし、ジョブも変更できたしログアウトしようかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます