6章ー21:マヒコの快気祝いと、現状の認識

 梢達が勇子と舞子に、命彦の目覚めを知らせていた時。

 浴衣の上に羽織をひっかけた姿の命彦は、昼食をとっていた。

 神樹邸の台所を借りて魅絃が作った料理が客間に運ばれ、寝ていた3日分の食事を取り戻すように食べまくる命彦。

 4人がけで幅広い机の椅子に座り、次から次に皿を空にする命彦を愛おしそうに見詰めて、魅絃が女性家令に頭を下げる。

「ごめんね紅葉ちゃん、急に台所を使わせてほしいとか言っちゃって。命彦が空腹だって言うから……」

「いえいえ、魂斬家の方々は当家と家族も同然です。このくらいは全然構いませんよ。それより、お嬢様にはすでに連絡致しました。すぐに到着されることでしょう。是非お顔を見せてあげてくださいね、命彦様」

「ほふぁっふぁ」

 頬をパンパンに膨らませて、分かったとコクコク首を振る命彦を見て楽しそうに笑い、女性家令は客間を出て行った。

「ああ、またお肉ばっかり食べて、ほら野菜もしっかり食べるのよ?」

「3日も寝ていたのです。まずは消化に良いモノから食べるべきですよ、マヒコ」

 命彦と同じく浴衣に羽織を被った姿の命絃とミサヤが、甲斐甲斐かいがいしく世話を焼き、命彦はされるがまま、口を動かす。

 一気に和気あいあいとした空気が客間に満ちて、魅絃も自分で作った料理を口に運びつつ、嬉しそうに笑っていた。

 ゲフウっと腹をパンパンにした命彦が寝台の上に移動し、幸せそうにひっくり返っていると、客間の清掃を担当するエマボット達が、空の食器を部屋から持ち出して行く。

 そのエマボット達と入れ替わりに、女性家令が梢達を連れて現れた。

 空太やメイアに加え、メイアが連れだしたのか、【精霊本舗】のエルフ女性やドワーフ翁も一緒である。

 客間が一気に騒がしさを増した。

 命彦1人が寝泊まりするには広過ぎる一室であり、魅絃達が加わって4人で使ってもまだ余裕がある部屋だったが、扉の前に立つ女性家令を入れて13人もいると、さすがに少し手狭に感じる。

「気分はどう、命彦?」

「体調はいかがですか?」

 客間に入ると梢とミツバがすぐに口を開き、その後に続くように勇子と舞子が言った。

「やっと目え覚ましたんか、このアホ!」

「心配したんですよ、命彦さん?」

 勇子達の後ろにいた空太とメイアも語る。

「僕も心配したよ、心の友よ」

「うふふ、元気そうで安心したわ」

 最後に、最後尾に控えていたエルフ女性とドワーフ翁が、厳しい表情で命彦に突然頭を下げた。

「若様、この度は私達の依頼のために、とんだご迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」

「ワシからも言わせてくだされ。まさかミズチと出くわすとは思わず……とにかく、誠に申し訳ありませんでした、若様」

 どうやら【精霊本舗】の幹部役員2人は、命彦が昏睡状態に陥ったことに、責任を感じている様子だった。

 ミサヤと命絃に後ろから起こしてもらい、全員を見回した命彦は、膨れた腹を押さえつつあえて明るく言う。

「おいっす皆、とりあえず心配かけてすまんかった! 梢さんもごめん、紅葉さんと客間を借りちゃって。あと満腹だし、気分は相当いいよミツバ。この腹のせいで立つのは勘弁して欲しいけどね?」

 そう言ってくすくす笑った命彦は、梢達の後ろで今も俯くエルフ女性とドワーフ翁に、優しく語りかける。

「ソル姉にドム爺も、折角顔を見に来てくれたんだ。俯いてねえでいつもみたいに笑ってくれよ? 2人が責任を感じる必要はねえんだ。ミズチに遭ったのは俺達の不運だし、源伝魔法を使って倒れたのは俺自身の責任だからさ?」

「そうよ、2人とも? 今回の件はこの子が自分の判断でしたことです。責任を感じるのは筋違いだわ。さあ、いつも通りの2人に戻ってちょうだい?」

 命彦と魅絃の気遣いの言葉に、エルフ女性とドワーフ翁は顔を見合わせ、嬉しそうに笑った。

「若様、魅絃様も……」

「お2人の優しいお気遣い……この身に染みましたわい。ありがとうございます」

 深く頭を下げたエルフ女性とドワーフ翁は、厳しかった表情が店でよく見る柔らかい表情へと戻っていた。

 そして、ドワーフ翁が言う。

「……ようし、製作意欲が湧いて来おった! こうしちゃおれんわい、若様!」

「ああ、分かってるよ。店に戻って、魔法具を存分に作って来てくれ」

「申し訳ありませんが、そうさせてもらいますわい!」

 ドワーフ翁の沈んだ目が輝きを取り戻したのを見て、命彦が苦笑して言うと、ドワーフ翁は急いで客間を駆け出て行った。

「あっこら、ドルグラム! すみません、若様……」

 エルフ女性が呼び止めようとするが、ドワーフ翁は弾丸のように神樹邸を出て行く。

「いいよいいよ、ドム爺は根っからの職人だしね? ソル姉も、もう店に戻っていいよ。また俺の方から店に寄るからさ? ここへ訪れた時のあの様子じゃ、俺が昏睡してる間、随分仕事が止まってたんじゃねえの?」

「若様にはお見通しですか。仕事の能率が相当下がっていた自覚はあるのですが、どうにも身が入らず……こうして若様のお顔を見て、ようやく頭が切り換わりました。それでは、お言葉通り早々に引き上げさせていただきますね? 可能であれば、明日にでも店にお出でください。店の者達も随分心配しており、若様のお顔を見たがっておりましたから」

「分かった。明日店に寄るよ」

「はい。暗い話題が続いておりますので、ここは景気づけに、若様の快気祝いの宴会を店で催しましょう。ここにいる皆様も是非ご参加くださいね? それでは、失礼致します」

 エルフ女性がにこやかに告げて、颯爽とした歩き姿で客間を出て行った。

 その後ろ姿を見て、メイアが安心したように言う。 

「ようやくいつものソル姉に戻ったわね? 親方もソル姉も、命彦が倒れてから仕事がほとんど手につかず、気もそぞろだったのよ。他の店の子達も程度の差こそあれ、皆どこか意気消沈としていたし」

「はい。私も魔法具の賃貸契約をしようとお店に行ったら、親方が物凄く暗い表情でいらっしゃって、とても話が切り出せませんでした」

「親方やソル姉は、幼少期の頃から命彦を知っとるからね?」

「自分の子どもみたいに思ってる分、衝撃や責任も物凄く感じたんだろうね」

 メイア、舞子、勇子、空太がそれぞれ話して苦笑していると、命彦の表情に気付いた梢とミツバが、口を開く。

「そうね……あら? 命彦、どうしたの? 難しい顔をして?」

「明日の快気祝いの宴会がマズいのですか?」

 2人に問われた命彦が首を横に振り、神妙に尋ねる。

「いや、それはいい。是非とも宴会をやって、主役の俺を全力でちやほやして欲しいんだが、ソル姉の言ってた暗い話題が続いてるってのは、どういうことだ?」

「あ、えーと、それはね……」

 魅絃がどう説明したものかと、言葉を詰まらせる。

「どこから話せばいいのかしら?」

「とりあえず、関東と九州のことからでしょうね」

 背後にいる命絃とミサヤの話を聞き、すぐに察したのか、命彦が真剣に問うた。

「とりあえず、俺が寝ていた間に起こったことを、聞かせてくれるか?」

 こうして命彦は、この日夕方までかかって、客間を訪れた友人達から、自分が昏睡していた間の日本の迷宮事情を伝え聞き、自分の住んでいる三葉市にも危険がすぐ近くにある、という現状を知らされた。


「……ということで、現状の三葉市における都市魔法士管理局は、都市自衛軍と都市警察の双方と共に対策本部を設けて、第3迷宮域に潜むファントムロード及びその魔獣混成群を早期殲滅するための、作戦立案を行っています」

 命彦への現状説明を、総括するように端的に語るミツバ。

 暢気に自分が眠っている間、異常過ぎる魔獣の群れが出現していたことを知り、命彦が顔色を失って語る。

「色々と聞かせてもらったが、にわかには信じらんねえ話だ。都市自衛軍の魔法士部隊が負けたのもそうだが、種族の違う魔獣達が連携して攻撃して来るだと? ツルメとドリアードの場合は、ドリアードの側にツルメを利用する理由があったが……」

「はい。今回はその理由がありません。ツルメとドリアードの時とは、明らかに事情が違う魔獣の群れです。ドリアードとツルメの魔獣混成群は、手負いのドリアードが自身の身を守り、負傷の回復を行うために、ツルメを利用して形成されていました。つまり、高位魔獣側に群れを組む必要性があった」

 ミサヤの言葉を聞き、命彦が思案顔で言う。

「しかし、今回はどの高位魔獣も、話を聞く限りは負傷してねえんだろ?」

「ええ。ファフニールとノズチ、トレントにファントムロードは、異種魔獣を使役する必要性がありません。単独で相当の戦闘力を保持したままの高位魔獣が、わざわざ今以上の戦力を求めて、群れを形成したわけです」

「一騎当千の力を持つ高位魔獣は、たとえ同種であっても群れを作ることは稀よ? それが異種の魔獣と群れを作るということは、高位魔獣側に群れを作る事情がある筈」

 ミサヤと命絃の言葉に続き、勇子が口を開いた。

「でも今回は、そこの事情が見えへんねん。どこも怪我しとらん、見た限りはピンピンしとる高位魔獣が、本来は餌として捕食する筈の、自分より弱い魔獣達を傍において、群れを作っとる。特にファントムロードと他の霊体種魔獣の魔獣混成群は、1番ありえへん組み合わせやわ」

「そうね。私達人類が同じ霊体種魔獣と分類していても、リッチとファントムは基本的にファントムロードの下位互換の魔獣であり、戦闘力や思考力、行動範囲から見てもほぼ別種の魔獣。霊体種魔獣は上位種が下位種を捕食して、力や残留思念を1個体に統合、集束して行く習性を持つから……」

「同等の力を持つ同種同士で群れを作ることはあっても、明らかに実力差がある上下種の霊体種魔獣同士が、1つの群れを形成することは基本的にありえへん。群れた瞬間、上位種が下位種を食うてまう筈や。ウチらが取り逃がしたワイバーンの姿のリッチ。あれも話題のファントムロードに取り込まれてる気がするわ。ワイバーンの姿を持つ霊体種魔獣が、ホイホイ出現するとは思えんもん」

 勇子とメイアに続き、空太が端的に語る。

「そうだね。高位魔獣の行動や種族的習性から考えれば、今回の魔獣混成群は明らかにおかしいよ。異例過ぎる」

「ええ。だからこそ、ミツバを始めとした三葉市の対策本部の関係者は、ある疑いを持ってるわ」

 梢の言葉に、命彦がすぐ察したように問う。

「……この魔獣混成群の背後には眷霊種魔獣がいる、と?」

 命彦の問いかけにミツバが首を縦に振って応じた。

「はい。眷霊種魔獣が高位魔獣を洗脳、誘導し、自衛軍の第3迷宮域への進攻を察知して混成群を作らせ、第3迷宮域への我々人類勢力の侵入を阻んでいる。対策本部の関係者は、この一致した見解を持っています」

 ずっと黙っていた魅絃が、ゆっくり口を開いた。

「その見解がもし事実だとすれば、眷霊種魔獣が関西迷宮の第3迷宮域に今も潜んでいて、魔獣を使って人類を第3迷宮域から締め出し、【魔晶】があるこの迷宮域内で暗躍していると、そういうことを意味するわね?」

「ええ。人類を第3迷宮域から締め出す、ということはつまり、人類に秘匿したい、隠したい行動を、そこで行っているということです」

 魅絃の問いかけにミツバが答え、魅絃が目を閉じて思案しつつ言う。

「まあ普通に考えれば、【魔晶】の暴走を誘発させることでしょうね? どのくらい前から眷霊種魔獣が関西迷宮へ出現し、潜んでいたかにもよるけれど、今後関西迷宮で【逢魔が時】が発生する確率が、飛躍的に高まっているのは事実だわ」

「……あの、【逢魔が時】が関西迷宮でも起こるんですか?」

 魅絃の発言を聞き、これまでじっと話を聞くことに徹していた舞子が、不安そうにその場の全員に問う。

 舞子の問いかけに、ミツバが答えた。

「【逢魔が時】の発生が確定した、とは言い切れません。しかし、以前より考慮すべき情報が増えていますから、

もう【逢魔が時】の発生確率が低いとはとても言えませんね? 眷霊種魔獣が迷宮内に出現している疑いがある以上、現時点において発生確率が相当高まっていると見るべきです。〔占星術師〕学科の魔法士達による、迷宮の未来予知に異常が生じたのは今から5日ほど前。もしこの時に眷霊種魔獣が迷宮へ来訪していれば……」

「統計的に見て明日か明後日までには、関西迷宮で【逢魔が時】が起こる可能性が高いわ。それを見越して、関西の各迷宮防衛都市に常駐する4つの都市自衛軍は、第2迷宮域と第1迷宮域の境に、魔獣の都市への進攻を阻む防衛線を築いている。明日の昼には、都市自衛軍が開発した最新の飛行移動要塞である、魔法機械〈アメノミフネ〉が、この防衛線に配備されるとの報道もあったしね?」

「はい。魔獣討伐作戦の立案と並行して、【逢魔が時】の対策も着々と進んでいます。まあ、対策をしている時点で、軍はすでに【逢魔が時】が起こるモノとして認識して、動いているのですが……」

 ミツバと梢の会話が途絶え、客間の空気が重さを増した。命彦が言う。

「先月完成したばかりの、虎の子の飛行戦艦まで出すのかよ。えーと、追い詰められてる感じがひしひしと伝わって来るんだが、そういう時に俺の快気祝いをしていいのかねぇ、母さん?」

「そういう時だからこそするのよ。命彦が昏睡状態だったせいで、お店の従業員達はこの3日間お通夜状態だったわ。おまけに世間もこういう暗い話題ばかりでしょう? 老若男女を問わず、こういう空気は気が滅入るわ。【逢魔が時】でもどんと来いって、それくらいの士気とか覇気、気概きがいが求められているこの時に、どんよりしてちゃ駄目よ。店の子達の士気を高める気晴らしには、快気祝いの宴会が打って付けだわ」

 表情からしてまだ微妙に迷ってる様子の命彦へ、ミツバと梢が言う。

「現状を楽観視させるつもりはりませんが、一応安心して宴会ができる好材料はありますよ? 関西地方の都市自衛軍は、関東や九州の都市自衛軍がまだ開発の途上である、魔法機械〈アメノミフネ〉をすでに完成させ、実戦配備しています。一葉市、二葉市、三葉市、四葉市の4都市に4艦の〈アメノミフネ〉があり、この4つの〈アメノミフネ〉が設計されたとおりの戦力を発揮すれば、現時点の各迷宮防衛都市の戦力がたとえ半減していても、災害深度が4から5の【逢魔が時】に、2週間は耐えられるでしょう。……まあ、3週間から1カ月以上も続くことがある高い災害深度の【逢魔が時】の、2週間分を耐えるのがやっと、という意見もありますが、ここは時間稼ぎくらいはできると、肯定的ポジティブに捉えるべきです」

「問題は、眷霊種魔獣が本当に関西迷宮内にいたとして、今後どう動くかよね? 他の地方の眷霊種魔獣と同様に【魔晶】の防衛を優先すると思いたいけれど、こればっかりはねえ……。さすがにあと1週間もあれば、関東と九州の【逢魔が時】も終わるでしょうし、そうすれば母さんを始めとした戦力がすぐに戻って来るから、どうとでも対処できるんだけど。でも、そうすると、結局今できることってたかが知れてるし、気晴らしの宴会まで自粛するのは、世間に気を遣い過ぎだと思うわ」

 命彦が確認するように、ミツバへ問う。

「そ、そう? んじゃ、宴会していいのか?」

「ええ。さすがに屋外でするのは、近隣への配慮で慎むべきでしょうが、屋内で内々うちうちにする宴会ぐらいは、この時勢でも許されると思いますよ? あと、これは帰宅する前に軍から届いた情報ですが、魔獣自体は増えているものの、関東にいる眷霊種魔獣2体はもう相当弱ってるそうです。同じく神霊魔法を使える【神の使徒】2人と、自衛軍の魔法士や魔法機械を相手に、【魔晶】を防衛しつつ戦うのは、さしもの眷霊種魔獣も厳しいようですね? 明日には吉報があるかもしれません」

 このミツバの発言が決め手だったのだろうか。命彦がようやく笑みを見せる。

「……分かった。それだったら是非祝宴を開いて、店に活気を取り戻そう」

「そうですね。しかし、宴会場はどこにしましょうか? 屋外は慎むべきですから、いつも宴会に使う庭は使えませんよ?」

「そうねぇ。私達と従業員全員に加えて、その家族も入れる場所と言うと……」

 命彦の後ろで考え込むミサヤと命絃。すると、メイアが提案した。

「店舗棟地下1階の農園だったらどうですか? 結絃さんの《亜空間生成の儀・真式》のおかげで、物凄く広い空間があるので従業員とその家族を合わせて300人、一度に収容できますよ? 命彦、ここを使ったらどう?」

「お、良い目の付け所だメイア! そこにしよう」

 命彦がメイアを誉めると、微妙に悔しそうであるミサヤと命絃。

 その2人を見て苦笑しつつ、魅絃が口を開いた。

「じゃあ、ソルティアには宴会場について私から言っとくわね? 食材の手配もしときましょう」

「ごめん、母さん、気を遣わせて」

「いいのよ。私も息抜きがしたかったしね」

 暗い話題が明るい話題に切り替わり、客間の空気から重たさが消えた。

 それを感じ取り、梢が窓の外を見て言う。

「……さて、明日の予定も決まったところで、もう外が暗いし、皆で夕食にしましょうか。紅葉さん」

 梢が扉の前にずっと控えていた女性家令に言うと、ポマコンを取り出し、女性家令が答える。

「はい、お嬢様。そう仰ると思い、夕食をすでに用意させております。この場の皆様方、全員の分がありますので、遠慮せずに召し上がって行ってくださいね?」

「あーもうそんくらい経っとったんかい。ウチ、昼飯抜きやから、めっちゃ腹減ってるわ。ありがと梢さん」

「私も、ペコペコです。思い出したら急に空腹感が……ありがとうございます梢さん」

 勇子と舞子の発言に笑い、梢に感謝した命彦達は、神樹邸の客間から幅広の食卓が置かれた居間へと移動した。

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